「卵」の健康リスク問題が再燃。1日2個はヤバイ?

life 2019/03/30
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Point
■新たな研究が「卵」を「1日2個」摂取することのリスクを指摘した
■研究によればそれによりコレステロール値が上昇し、心臓病のリスクが27%上昇する
■ しかし多くの専門家は、この研究の結論について懐疑的である

「卵」の健康リスク問題、再び。

アメリカでは1人につき年間280個が消費されている「卵」ですが、この数字は10年前と比べると大幅に増加しています。恐らく2016年に「the U.S. Dietary Guidelines」にて、長年推奨されてきたコレステロール摂取の量の制限を緩められたのが原因です。

しかし医療系ジャーナルの「JAMA」に掲載された新たな研究によって、卵の健康リスク論争が再燃。一体何度覆されるんでしょうか…?

Associations of Dietary Cholesterol or Egg Consumption With Incident Cardiovascular Disease and Mortality

https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/2728487?resultClick=1

1日2個「卵」を摂取すると…

この長期にわたる研究では、およそ30,000人の成人の健康状態を追跡しました。その期間は、平均すると約17年もの期間となります。研究をおこなったノースウェスタン大学のノリーナ・アレン氏は「この研究により、1日に卵を2つ消費した場合、心臓病のリスクが27%上昇することが分かりました」として、それが「驚きであった」と語っています。

これまでの研究においても様々な主張が食い違うこの分野ですが、総合すると高コレステロールの食材の摂取を制限することが、動脈を詰まらせるようなLDLコレステロールの値を低下させる効果があるとする有力な証拠は得られていません。

「Harvard T.H. Chan School of Public Health」における栄養の専門家は、食物のコレステロールと血中のコレステロールは大きなつながりがあるわけではないことを主張しています。

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多くの専門家は研究に対して懐疑的

新たな研究はすべて観測に基づくもので、コレステロールが心臓病のリスクを高める直接的な証拠となるわけではありません。またこの研究は被験者が自らの食事について回答したのがたったの1度だけであるといった点にも問題があります。

よって、大方の専門家たちはこの研究について懐疑的です。「Georgetown University’s School of Medicine」のトーマス・シェルマン教授は「私はたんぱく質が豊富な朝食を食べることは、空腹を防ぐための最も良い方法ですと教えます。生徒たちが私に『うわあ!卵は食べたらダメなんですよ』と反論してきたとしたらとても嫌です」と述べています。

 

この研究をきっかけに、またしてもコレステロールをめぐる議論が始まってしまったようです。真実が何なのかは誰にも分かりませんが、とりあえず卵の「食べ過ぎ」は控えたほうがよさそう。

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reference: npr / written by なかしー

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