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お片付けチュウ!真夜中に「勝手に片付く作業台」の意外な犯人とは

2021.01.27 Wednesday

2019.03.25 Monday

Point
■1匹のネズミが真夜中に、倉庫内の散らかった作業台の上を健気に片付ける様子が動画に撮影された
■行動の背景には、物を溜めてはそれらを埋め、環境を操作する習性が関係
■特定の行動特性は他の特性より遺伝しやすく、病気や捕食を防ぐために清潔さを保つこともその1つ

「昔々、あるところに1匹のねずみが住んでいました。とてもきれい好きなねずみは、家の中のお片付けを日課にしていました—。」

…そんな物語の冒頭が浮かんできそうです。

あるネズミが真夜中に、住処にしている倉庫内の散らかった作業台の上を健気に片付ける様子が動画に撮影され、世間をびっくり&ほっこりさせています。

ネズミの不思議な行動の背景には、どうやら物を溜めて環境を操作する習性があるようです。

朝起きると作業台が勝手に片付いている!? 暗視カメラで捉えた謎の正体

撮影者は、イングランド南西部のグロスタシャー州に住む年金生活者のステファン・マッケアーズさん。「自宅の倉庫にある作業台の上に置いた金属製の道具などが、朝になるといつも道具箱の中に戻っている」という謎の現象が毎晩のように続いたため、暗視カメラを設置して、原因を探ることにしました。

Credit: ITV News

翌朝、撮影した動画を見たマッケアーズさんはびっくり。その正体は、なんと1匹のネズミでした。

道具箱の中からひょっこり姿を現したかと思うと、作業台の上に散らばったネジ、爪切り、金属の鎖などを1つ1つ拾い上げては、箱の中に戻していくネズミ。まるで片付けをする人間のようです。

次ページ「穴掘り」だけじゃない 「物を溜めて環境を操作する」習性も持つげっ歯類

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