「亡くなった人の夢」をみる人とみない人の違いは何なのか?

spiritual 2019/04/08
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Point
■愛する人が亡くなった後、故人の夢をみる人とみない人がいる
■その違いは実際に夢をみているかどうかではなく、一般的に夢を覚えているかどうかの違いである可能性が高い
■かつて愛した故人の夢は圧倒的にポジティブな影響を与えることが多く、他の夢とは本質的に異なるものと考えられる

「せめて夢に出てきて欲しいー」そんな願いを持つ人も多いのではないでしょうか。

「Dreaming」に掲載された新たな研究で、愛する人が亡くなって悲しみに暮れた後に「故人の夢をみる人とそうでない人の違い」に関する新たなヒントが示されました。

故人の夢自体は非常によくみられる現象ですが、それを体験しない人は、一般的に夢自体を覚えていない可能性があるとのことです。

Who dreams of the deceased? The roles of dream recall, grief intensity, attachment, and openness to experience.

https://psycnet.apa.org/record/2019-14239-004?doi=1

大半の人が「愛した人」の夢をみる

研究をおこなったジョシュア・ブラック博士は、「こうしたトピックに関する興味は、2008年に父親が急逝した後に生まれてきました。彼の死後3ヶ月が経ったとき、初めて私は彼の夢をみたのです」と語ります。

ブラック博士いわく、父親は自分の部屋に現れ「さようなら」を言うチャンスをくれたとのこと。短い夢だったにもかかわらず、目が覚めたときには人生に喜びを取り戻すことができたといいます。それから3~4ヶ月ごとに父親の夢をみ続けた博士ですが、そのどれもが心地の良いものであったとのこと。

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研究では、過去2年以内にパートナーや配偶者を亡くした268名のアメリカ人が対象となりました。さらに、過去6ヶ月の間に飼っていた犬や猫を亡くしてしまった162名のアメリカ人も対象となっています。

調査の結果、パートナーや配偶者を亡くした人の大半にあたる86.2%が、故人の夢をみたことを覚えており、77.6%の人々が亡くなったペットの夢をみたことを覚えていました。そして、ペットにせよ配偶者にせよ、夢に出てくる者は健康で、幸せそうにみえる傾向があったとのことです。

本当は夢で会えている

しかし、中にはそうした夢をみない人もいるのはなぜなのでしょうか?研究の結果、これについては、個人が一般的に夢を覚えている傾向があるかどうかが影響しているといった結論が導きだされました。

つまり実際には夢をみないと語る人も、夢の中では故人と会うことができているかもしれないのです。

同じ「夢」であっても、「愛する人との再会」を果たす夢には大きな意味があります。これについてブラック博士は、「亡くなった人と会うことができる夢には、圧倒的にポジティブな意味合いを持つことが報告されています。こうした夢は『ふつうの夢』や『トラウマ的な夢』とは本質的に異なる可能性があり、それゆえにさらなる調査は有益なものとなるでしょう」と語っています。

 

故人の夢をみる人・みない人、それがポジティブなものである人・ネガティブなものである人…将来の研究によってこれらの要因の違いがはっきりすれば、愛する人を失った悲しみに打ちひしがれる人を助ける素晴らしいアイデアが生まれてくるかもしれませんね。

夢に「亡くなった人」が訪れるのはどういう意味?暗示するものと8の特徴

reference: psypost / written by なかしー

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