日本の漁にも協力要請したい…。
ブラジル南部に、驚くべき方法で魚を捕まえる人々がいます。
網を海面に投げつけるのはふつうの漁となんら変わりはありません。しかし、彼らは心強い「協力者」を海の中に持っています。
なんと彼らには「イルカ」という強い味方がついているのです。
漁師たちはイルカが魚の群れを岸まで追い込んでくれるのを待ってから、タイミングよく網をリリースするそうです。
さらにイルカは、網からうまく逃げ出してしまった魚の道をふさいで捕まえてくれるのです。完全に「協力者」ですね。
新たな研究によると、これらのイルカは、漁師と協力せずに独自にハンティングをおこなうイルカと比べ、社会的なつながりが強固であるとのこと。
実際このヘルパー・ドルフィンたちは、ハンティングの場面ではないところでも、血のつながりや性別、年齢を超えた絆を持っているとのことです。
魚を捕る以外でも漁師たちと一緒にいることが多いそうなので、もしかしたら人間を「魚を捕る仲間」だと思っているのかもしれません。
なぜイルカがこのような「お手伝い」をおこなっているのか、詳しいことは分かっていないようですが、イルカと協力しながら漁ができるなんて何とも羨ましい話です。ちょっと体験してみたいですね〜。