これはスゴイ。太陽光パネルなのに雨粒からも発電できる技術が開発される

science_technology 2018/03/19
Credit: dailymail

これで世界のエネルギー問題が解決されるかも…?

雨の日も晴れの日も、変わらず機能する新たな太陽光パネルが、中国の研究者によって開発されました。この技術は、太陽光からエネルギーを集めるだけでなく、雨粒の摩擦力からもエネルギーを生み出します。イギリスではガスが不足し、アメリカがその多くを石油に依存する中、この技術は発電方法の転換をもたらす可能性がありそうです。

まだこの技術は初期段階ではありますが、土砂降りの中でガジェットを充電でぉるレインコートなどにも将来応用できると研究者たちは話しています。

Integrating a Silicon Solar Cell with a Triboelectric Nanogenerator via a Mutual Electrode for Harvesting Energy from Sunlight and Raindrops
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsnano.8b00416

中国の東部にある蘇州大学の研究者たちによって開発されたプロトタイプは、表面に追加の発電層があるにもかかわらず、通常のシリコン電池として機能しています。この電池は、降雨時には雨粒による下向きの力を電気へと変換する「摩擦電気ナノ発電機(Teng)」にスイッチを切り替えます。

このハイブリッド装置が動くには、2つの伝導体が接触したときに電子の移動が起こる必要があります。雨粒が電池の上に落ちると、上部のTeng層が圧縮され、電流が発生し、その下の一枚の電極に流れます。

Sandy Point

以前、研究者たちは雨粒からエネルギーを得る太陽光パネルを組み立てるときに、分離した電極と電線を使って、Tengsを繋いでいました。一方新たな技術は、透明なTengを対となる太陽光セルの上に置き、一つの電極を共有するというアイディアを元に開発されました。また、Teng層は保護層としても使われ、太陽光パネルを天候による被害から守ります。

チームが遭遇している難問のひとつは、太陽光セルとTengが同時にエネルギーを集めることが出来ないということです。

「私たちは現在、繊維状の装置をデザインしていて、これを織物のように編み上げようと思っています」と筆頭著者のゼン・ウェン博士は言います。私の望みは、太陽光からも雨粒からも発電できる衣類を織り上げることです」

 

将来この技術が発展すれば、石油やガスと言った他のエネルギー源への依存を断ち切ることができるでしょう。

 

雨粒から発電できるレインコートも、ぜひ着てみたいところです。

 

via: theguardian, Mail Online/ translated & text by Nazology staff

 

SHARE

science_technologyの関連記事

RELATED ARTICLE