↓今ココ。人類が宇宙のどこまで到達したのかを示す画像

space 2019/04/22
Credit: ESO/S. Brunier

広い広い宇宙のどこかには、知的生命体が存在するはずだ。人類が存在するのだから、他の場所に文明が存在したとしてもおかしくない。

でも、なぜ私たちはいまだにその証拠にたどり着けないのだろうか?地球外文明の存在の可能性の高さと、そうした文明との接触が皆無である事実の間の矛盾は、「フェルミのパラドックス」と呼ばれ、古くから議論されてきた。

人類の到達範囲 天の川の巨大さに比べれば微々たるもの

私たちをこの謎に立ち返らせてくれるのが、米国惑星協会が発表した1枚の画像だ。とんでもなく広い宇宙のなかで、これまで人類の手が到達した範囲がめちゃめちゃ小さいことを改めて知らしめてくれる。

Credit: Adam Grossman/Nick Risinger/Planetary Society

画像が示すのは、直径約11万光年と言われる天の川の再現図だ。近年の調査では、天の川がさらに大きい可能性さえ浮上している。

問題の範囲は、黒い四角ではない。その中そして小さな青い点が、地球から放たれた電波信号がこれまでに到達した地点を示している。地球からの距離は、わずか200光年。天の川の大きさを考えれば、どれほど狭い範囲かが分かるだろう。

「いつかきっと出会える」 まだ見ぬ相手に送り続けるラブレター

電波信号は19世紀に発明され、最初の通信は1895年に行われた。ラジオ放送が開始したのは、その数年後のことだ。

1974年には、米プエルトリコのアレシボ電波望遠鏡の改装記念式典で、宇宙へ向けての意図的な電波信号の送信がはじめて行われた。以降100年以上にわたって、人類は宇宙空間へメッセージを送り続けていることになる。

アレシボメッセージ / Credit: Wikipedia

宇宙へ送信される電波信号の多くは、電離層によって歪められる。もし運良く電離層の影響を免れることができたとしても、100光年を移動する間に信号はかなり弱まり、ほとんど検出できなくなってしまう。

すると、もしそこに知的生命体が存在し、彼らが電波信号の技術を持っていたとしても、私たちが送った電波信号を拾うことはおそらくできないだろう。残念すぎる…。

また、逆も然りだ。100光年先の彼方から、何らかの知的生命体が、私たちとぴったり同じ時期にたまたま電波信号の技術を開発し、宇宙へ向けて電波信号を送ったとしよう。信号が地球に到達する頃には、電波信号はとっくに弱まり、探知できない可能性が高い。

宇宙は広大だ。広大すぎる…。

私たちが知的生命体を見つけられる日は、そうすぐには訪れないかもしれない。でも、いつかきっと出会えると信じて、人類はまだ見ぬ相手へのラブレターを健気に送り続けるのだ。

NASA「29歳おめでとうハッブル! 記念に「巨大砂時計」を撮影したよ〜!」

reference: sciencealert / translated & text by まりえってぃ

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