世界初の「火星の地震探知」にNASAが成功か!?「火星地震学」の幕開けだー!

space 2019/04/24
Credit:futurism
Point
■NASAが公式Twitter上で、「火星の地震探知に初成功した」と発表
■探知に成功したのは、昨年11月より火星でミッションを行うNASAの探査機「インサイト」だった
■今回のミッションは、火星の地質運動を証明することのできた人類初の快挙

またまた宇宙ミッションで人類初の快挙が達成されたかもしれない。

昨日、NASAは公式Twitter上で「火星の地震探知に初成功した」旨を発表。地震の音源はTwitter上で公開されており、「アースクエイク(地震)」ならぬ「マーズクエイク(Marsquake)」と洒落た名前が付けられている。

この音源は、昨年11月より火星でミッションを行なっている探査機「インサイト」が捉えたものだ。

今後の分析で確定すれば、新たな学問分野「火星地震学」が誕生するだろう。

微弱だが、確かにゴロゴロッと地中の震える音が聞こえる。

逆境を乗り越えた!火星探査機「インサイト」による探知

探知に成功したのは、インサイトに搭載された地震計(SEIS)だ。

フランスの国立宇宙研究センター「クネス(CNES)」の協力で作成され、地質振動以外にも地表に巻き起こる渦巻き状の突風(塵旋風)を記録することができる。

地震測定をする「インサイト」/Credit:JPL-CALTECH/NASA

最初にSEISを稼働させたのは昨年の12月19日で、探知の初成功はそれから約半年後の4月6日。先月の火星掘削ミッションで、インサイトは数々のトラブルに見舞われており、ミッションも先が危ぶまれていた。

今回の探知はそんな逆境の中での快挙となったようだ。

新たな学問分野「火星地震学」も開拓

火星に地球のようなプレート運動はないが、冷えて徐々に固まるうちに岩盤にひずみがたまり、小規模な地震が起きるのではないかとみられる。

観測を担当したクネスのPhilippe Lognonné氏は「困難続きでしたが、数ヶ月間我慢した甲斐がありました」と喜びを吐露させている。

今回の音源は火星の詳しい地質構造を調査するには微弱過ぎたようだが、火星の地質運動の証明が大きな一歩となったことは確かだ。

NASAの「ジェット推進研究所(JPL)」のBruce Banerdt氏は「今回の成功が確定すれば、新たに『火星地震学(Martian seismology)』なる学問分野も開拓される」と話している。

Credit:pixabay

「人工クレーター作成」や「ブラックホールの撮影」など、最近は人類初となる宇宙ミッションの成功が相次いでいる。今回の成功を受けて、宇宙開拓にますます拍車がかかるだろう。

 

人類以外の生命と出会える日もそう遠くはないのかも?

↓今ココ。人類が宇宙のどこまで到達したのかを示す画像

reference: futurismsciencemag / written & text by くらのすけ

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