自分の後頭部が見える!?ブラックホールにまつわる3つのトリビア

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Credit: depositphoto

Point

■ブラックホール付近にある「フォトン・スフィア」では、適切な速度で移動する光はブラックホールを軌道する

■事象の地平線に到達した物体は、外から見ると静止しているように見える

■ブラックホールに吸い込まれた人は、縦に伸び、横に縮んで、スパゲッティ化する

初めて撮影に成功したことで昨今何かと話題のブラックホール。
ブラックホールに関する3つのトリビアを紹介しよう。「知ってる!」というものもあれば、「そうなんだ!」という新たな発見もあるかも!?思わず誰かに教えたくなる宇宙規模の豆知識だ。

1. 光が吸収されない神スポットでは後頭部が自分で見えちゃう

とんでもない強さの重力を持つブラックホール。その側を通過する物体は一瞬でその中に吸収されてしまう。光だって例外じゃない。

でも実は、光が吸収されない神スポットが、ブラックホール付近には存在する。これが「フォトン・スフィア」だ。

ただし、このスポットを通過する光は、ブラックホールの重力に捉えられるだけのゆっくりしたスピード、かつブラックホールの中に引っ張られないほどの速いスピードで移動しなければならない。絶妙のスピードでフォトン・スフィアに到達した光だけが、ブラックホールに吸い込まれることなく、その周囲を軌道しはじめるのだ。

これがそのイメージ動画だ。

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仮に、フォトン・スフィアにいる人が、頭を横に向けてブラックホールから目をそむけたとしよう。後頭部に当たった光がブラックホールを一周して戻ってくるので、その人は自分で自分の後頭部を目にすることになる。

体験したいようなしたくないような…。

2. 物体がブラックホールに飛び込む様子は永遠に「見えない」

ブラックホールの外縁は「事象の地平線」と呼ばれ、その先がどうなっているかは外からはまったく分からない。

事象の地平線を少しでも越えた物体は、二度と戻ってくることができない。重力があまりにも強すぎて、それから逃げることができないからだ。

Credit: NASA Goddard/Youtube

人や物がブラックホールに近づくところを、外から観察したとしよう。事象の地平線に近づくほど、その人や物の進む速度は遅くなるように見えるはずだ。また、巨大な拡大鏡に映したように、引き伸ばされ、歪んで映るはずだ。

やがて事象の地平線に到達した物体は、観察者の目には静止したように見える。まるで停止ボタンを押したかのように、物体はまったく動かず、事象の地平線の表面にピッタリと貼り付いたかのようだ。

観察者の目には、あたかも物体が事象の地平線を越えていないかのように映る。時間が経つにつれて、光の波長はますますずれて、物体はブラックホールの暗闇に到達する前に灰のように見えなくなる。

3. ブラックホールに吸い込まれた人は「スパゲッティ」になってしまう

自分がブラックホールに吸い込まれたらどうなるか想像したことがあるだろうか?

実は、ブラックホールに吸い込まれた人は、一瞬で「人間スパゲッティ」になってしまうらしい。

ブラックホールは、とてつもなく強い潮汐力を持っている。事象の地平線を越えた時、人が最初に感じるのは、強い重力によって身体が激しく引っ張られる感覚だろう。これにより、人はスパゲッティのように伸び切ってしまうのだ。怖ろしや…。

Credit: pixabay

仮に足から先に入ったとしたら、足には頭により強い重力が掛かるので、身体は垂直方向に引き伸ばされる。また、身体の左右もお互いに引っ張られて、水平方向に圧縮される。縦に伸び、横に縮んだ結果が、スパゲッティなのだ。

天文物理学の世界では、この現象を「スパゲッティ化現象」とか「ヌードル効果」とか呼ぶ。

reference: unbelievable-facts / translated & text by まりえってぃ
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