Facebookの個人情報をトランプ陣営が不正利用していたという疑惑が広がる

society 2018/03/19
Credit: Pixabay

Facebookであなたが何気なく押す「いいね」。

それによってあなたの性的指向や政治見解などが推測されている可能性があります。

あるソフトウェアを用いることで、Facebook上の「いいね」を分析し、ユーザーがどの政党に投票するかを予想することができます。また、それだけでなく、性的指向、人種、知性、幼少期のトラウマに至るまでのことがわかってしまうというのです。

個人の投稿、ステータスや写真といった情報を調べるまでもなく、最もささいなアクションである「いいね」によってそんなことまでわかってしまうというのは恐ろしいこと。

これを開発したとされるのは、あのアメリカ大統領選のキャンペーンにおいて、トランプ陣営に情報提供を行っていた “Cambridge Analytica(ケンブリッジ・アナリティカ)” 社。3月17日(現地時間)、米Facebookの個人情報が、2016年の米大統領選でトランプ陣営側に不正利用されていたのではないかと英Guardianなどが報じ、議論を呼んでいます。

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たとえば、ある化粧品会社を「いいね」することで「知性が高い」とされ、「キティちゃん」への「いいね」から政治的見解がわかると言われています。これは予期されていたものではありませんが、確かに相関関係があることが2013年に専門誌において確認されています。

Facebookの「いいね」はデフォルト設定では公開されてしまうので、研究者たちはプライバシーの侵害を懸念しています。

「そのように “いいね” を利用して人の特徴を探る行為は、社会に悪影響を与えます。なぜなら簡単に集められるその情報に対し、人々は同意していませんし、情報を与えていることに気づいてすらいないからです」と彼らは語ります。

 

BuzzFeedNewsなどによると、2016年の大統領選では、Facebook上においてフェイクニュースの方が主要メディアの記事よりも多くシェアされていることがわかっています。

さらにそのようなフェイクニュースは、政党に強く加担している人たちから発信されていたとのこと。Facebookと政治利用の疑惑は、今後さらに深まるとみられています。

 

via: theguardian / translated & text by Nazology staff

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