干潮時のみ現れる「謎の石碑」の暗号、ついに解読者が公式に募集される

history_archeology 2019/05/16

Point

■フランス・「プルガステル=ダウラ」街の委員会が「2000ユーロ(25万円)」の賞金付きで暗号解読コンテストを開催

■暗号は「プルガステル=ダウラ」の入江で5年前に発見された石碑に刻まれている

■石碑には大文字のアルファベット・船と心臓の図・日付けなどが刻み込まれている

お客様の中に暗号クラスタはいませんか?

今から5年前、フランス・ブルターニュ地方の街「プルガステル=ダウラ」にほど近い入江で、干潮時にだけ現れる謎の石碑が発見された。

なんとこの石碑には、およそ230年前に刻まれたと思われる暗号で埋め尽くされていたのだ。

地元の専門家たちでも歯が立たないまま数年が経過し、ついにプルガステル=ダウラの委員会が「解読できた者に2000ユーロ(約25万円)の賞金を付与する」という条件でコンテストを開始すると公式発表した。

期限は今年11月30日まで。回答の提出はプルガステル=ダウラの町役場で受付中とのことだ。

暗号解読のプロでも判読不能

石碑の大きさは縦1mほどで、一面に支離滅裂な大文字が20行にわたって刻まれている。文字はフランス語でも用いられるアルファベットで、いくつかは文字が反転していたり逆さまに彫られている。

中には「Ø」のような文字も含まれており、これは主に北欧で用いられるスカンジナビア言語の母音を示す文字だ。

フランスAFP通信によると、文字の他にも帆船や十字架を負った心臓のシンボルが刻み込まれているという。そして日付けと思しき「1786」および「1787」の文字もあるそうだ。

町内委員のヴェロニク・マルタン氏によれば、その日付は街の近くにあった要塞を守るため複数の砲台を建設した日と一致しているらしい。しかし他の文字が解読できない以上真相はまったく分からない。

暗号解読コンテストを開催!

石碑が発見されて以来、現地を訪れるアマチュアの暗号解読家や専門家でさえお手上げの状態が続いている。

この状況を見かねて街の市長であるドミニク・カップ氏が、賞金付きで世界中から回答を募集するコンテストを開催すると宣言した。

氏は「ずっと答えが分からないままでいるより、賞金を出してでも世界中の優秀な頭脳を借りるほうが良いと決断しました」と仏AFP通信に話す。

現在、委員会は石碑を一般公開しており、今年11月30日までに解読の答えを提出する期間を設けている。その後関係者たちが回答を検討し、納得のいく答えが出れば賞金の2000ユーロを贈呈する予定だ。

ちなみに比較的判読可能なキーワードは以下だ。

■“ROC AR B … DRE AR GRIO SE EVELOH AR VIRIONES BAOAVEL … R I OBBIIE: BRISBVILAR … FROIK … AL”
■左右逆、または上下逆のフランス語
■デンマーク語、ノルウェー語などの母音である「Ø 」
■帆と舵を備えた船やハート、十字架のイメージ
■1786年と1787年という記述

 

謎の文字、船や心臓、砲台を設けた日と一致する日付け、干潮時にだけ姿を見せる石碑…海底に眠る宝のありかでも指し示しているのだろうか。とてもロマンを感じるが、さすがに現地に行くのは中々難しいものがある。

何はともあれ暗号は、天才の登場を今も待っていることだろう。

世界のどこかに眠っている16ケースのウィスキーを探せ

reference: livesciencedailymail / written & text by くらのすけ

SHARE

TAG

history_archeologyの関連記事

RELATED ARTICLE