赤ちゃんがYoutubeを見ても何も学べないらしい

science_technology 2018/03/23
Credit: fatherly

YouTube上には、数々の幼児用教材動画が出回っています。一度赤ちゃんにYouTubeを見せると、楽しそうに延々と眺めていることも多いです。

しかし新しい研究で、2歳までの子供にYoutubeビデオを見せても何かを学ぶことはないという結果が出ました。

研究では、インドに住む55人の生後6ヶ月の赤ちゃんを対象に、2歳になるまで行動を記録しました。子どもたちには、ビデオ中に映った自分自身や家族、またはリアルにはいない有名なキャラクターも指摘してもらいました。加えて、好きなビデオや全般的なデジタルリテラシーが調べられました。

結果として、6ヶ月の赤ちゃんは、音楽付きのビデオを好みましたが、ビデオ内での指摘はいずれも出来ませんでした。しかし12ヶ月になると、ビデオの中の両親を指摘できるようになり、18ヶ月になると、ビデオを見るために両親のスマホのボタンに触り始めました。そして24ヶ月になると、幼児はYoutubeビデオをすっかり楽しむようになります。

TV Shows We Used To Watch - Sunday 4th January 1970

その中でも動画によって新しい言葉を覚えるというのは滅多になく、両親が一緒にビデオを通じて会話した場合だけです。子どもたちが好んだのは、動画内容よりむしろチョコレートやオムツといったお気に入りの商品の宣伝ビデオで、アニメのキャラよりは実物の人物を好みました。

よって、Youtubeを見せても害はありませんが、特別な技能をそこから得ることはないようです。

ただし、この研究は小さな規模、地域、両親の経済状況などの多様性がないという点で限界があります。なので、結論に飛びつく事はできません。

 

過去の研究では、画面上に映ったものへの興味は、両親の夢中度に強く依存しているとされました。2歳以下の赤ちゃんがどのくらいの時間動画を見るかは、両親が動画好きかどうかが反映されるのです。

よって、赤ちゃんにどうしても何かを学ばせたい場合、対象となる動画を一緒に楽しく見ることが一番の手かもしれません。

 

via: Fatherly/ translated & text by Nazology staff

 

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