食べたものを感知する、歯に貼るタイプの極小センサーを開発

science_technology 2018/03/23
Credit: Pixabay

究極のウェアラブルデバイス?

タフツ大学の工学部が、歯に貼れる大きさの超小型センサーを開発しました。口に入れたグルコース、塩、アルコールの情報を、無線でモバイル端末に送り、カロリーコントロールなどの健康管理に役立てることができます。この研究結果は、Advanced Materialsに掲載される予定です。

これまでの食べたものをモニターするウェアラブルデバイスは、口の防護や、たくさんの配線、センサーの頻繁な交換などが必要であり、なかなか実用的とはいえませんでした。タフツ大学のエンジニアたちはもっと最適な技術を探し求めた結果、たった2x2mmの大きさで、歯の不規則な表面にも柔軟に取り付けることのできるセンサーを開発することに成功しました。このセンサーは外部からの無線周波信号への反応として、データを伝達できます。

Credit:FIO OMENETTO、PH.D.、TUFTS UNIVERSITY

センサーは3層のサンドイッチ構造。中央の層が「生体反応」層で、栄養素や化学物質を検出できます。外の2層は四角形の金の環で、アンテナとして働き、無線周波のスペクトルを受信したり発信したり出来ます。外部から来た電波の一部を吸収し、一部を反射することで、まるで可視光において色が見えるしくみと同じように電波に「色」をつけます。この「色」は、センサーで感知した物質に応じて変わります。その違いによって、モバイル端末で、センサーが今感じているのが、グルコースか、塩か、アルコールかを分析できるのです。

原理的には、「生体反応」層を変えることで、いろんな化学物質に応じるセンサーが作れます。この技術は交通系プリペイドカードなどで使われているRFIDの応用です。電波をエネルギー源として通信ができるので、ここまで装置を小型化できたのです。

 

食べたものが全て記録されることは、健康管理には良いですが、自然と食べたいものが食べられなくなってしまったりして…。

 

via: EurekAlert/ translated & text by Nazology staff

 

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