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なぜ秘密を抱えるとダメなのか? 秘密の心理学

2021.01.27 Wednesday

2019.07.28 Sunday

Credit: Life Noggin

人はどんなに重大な秘密でも、告白したくなる時がきます。秘密を抱えるメリット、デメリットを、YoutubeチャンネルLife Nogginが解説しています。

秘密を抱え込むことは、重い荷物を肩に背負っている状態に似ています。

Credit: Life Noggin

秘密を持つ人にとって目の前の山はより高く、目的地までの距離はより遠くに、身体への負担はより辛く感じられます。それは大荷物を抱えて運んでいるときの状態にそっくりです。しんどいですね。

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秘密は、その人の健康状態や人間関係に影響を与え、不安や憂鬱といった感情を引き起こします。それに、秘密を持つ人は孤立感や孤独感を抱えやすいんです。

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それにもかかわらず、世の中のほとんどの人が1つ以上の秘密を抱えているといいます。

一人が持つ秘密の数は平均13個

被験者1,000名を対象に行われた2017年の調査では、一人の人が持つ秘密の数は平均して13個にも上り、そのうちの5つはこれまで誰にも話したことがない「トップシークレット」であることが明らかになりました。

Credit: Life Noggin

もっとも典型的なトップシークレットは、別のパートナーとの恋愛関係に関するものだったようです。

つまり、現在のパートナーとは異なる人物についてロマンチックな妄想を抱いたり、アダルトコンテンツの視聴を含む性的行動をとったりするというもの。これは各国共通しているのかもしれませんね。

Credit: Life Noggin

でも苦悩や健康障害に影響を与える直接の要因は、「何かを隠している」ということ自体や、「秘密がどの程度悪質か?」とは関係がないようです。

では悪影響を生むのは何かというと、「どれくらいの頻度でその秘密について考えるか?」ということ。

Credit: Life Noggin

実際、調査に参加した被験者は、秘密を能動的に隠す行動の2倍多く秘密について考えていました。秘密を持つという行為が「本当の自分を偽っている…」という気持ちを生んでいる場合、状況はさらに悪化するのです。

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