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なんで? 線を書くだけで催眠状態に落ちるニワトリ

2021.01.27 Wednesday

2019.08.04 Sunday

Point

■ニワトリの目の前に線を一本描くだけで一瞬にして催眠状態に陥る動画が公開される

■催眠状態に入ったニワトリは15秒〜30分の間まったく動かなくなる

■この現象は動物が目の前である種の脅威に直面した際に生じる本能的な「防御反応」とのこと

洗脳、コワイ。

ニワトリは催眠術をかけることで洗脳状態やトランス状態になることは以前からも知られていました。実はニワトリの催眠法は1646年から人々に知られていたのです。

そして今回、新たに公開された50秒ほどの動画では、その驚くべき催眠効果を確認することができます。

この催眠法は、ニワトリをうつ伏せになるように地面に伏せて首元を優しく押さえます。そしてくちばしの先からまっすぐ線を引きます。

地面が砂状なら指で、コンクリートならチョークなどで試すことが可能です。

すると不思議なことにニワトリは体の力が一瞬で抜けて、目は見開いたまま硬直してしまいます。

Credit:en.wikipedia

この方法で催眠状態にすると、15秒から30分の間は動かずに目の前の線を凝視し続けるそうです。また線が消えるまでは一切動かないこともあるんだとか。

動物生態学の専門家によると、この現象は「緊張性不動 」という動物の反応行動とのこと。つまり、動物が目の前である種の脅威に直面したときに落ちる自然な麻痺状態だと言います。

この反応行動はおそらく、脅威に対して死を装うための本能的な防御システムなのだそう。要するに死んだフリですね。

ちょっとかわいそうなので、あまり興味本位で試さないほうがよさそうです。

reference: twistedsifter / written by くらのすけ

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