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体に絵を描いて自殺を回避する方法が「画期的」と海外で話題に【一部閲覧注意】

psychology 2019/08/11
Credit: depositphoto

Point

■自傷行為を回避する方法として「身体に絵を描く方法が効果的」だと話題に

■自傷行為は自分の身体を傷つけることで生きている実感を得るために行うことが多い

■自分の身体に絵を描くことで命を危険に晒すことなく、自傷行為と同じ効果が得られる

現在アメリカで、自傷行為を避けるための一風変わった方法がSNS上で話題を呼んでいます。

それは「自分の体を傷つける代わりに絵を描く」というものです。

これは自殺願望があり自傷行為を続けていた少女が、実際にセラピストに教えてもらってSNSでシェアしたことにより拡散されました。

少女はこの方法を始めてからすでに92日間が経過しており、それ以来一度も自傷行為に手を出していないと報告しています。

身体に絵を描く

現在、自殺の問題は多くの国で問題となっており、特に日本の10代における自殺率は世界の中でも非常に高い位置にあります。

そして自殺願望がある人に見られる特徴が「自傷行為」です。自傷行為は自殺願望の有無に関わらず、世界中の5人に1人が経験していると言われています。

リストカットがその大半を占めていますが、セラピストによると「自傷行為は本当に死にたい人がすることではない」と言います。自傷行為の痛みにより脳内にエンドルフィンと呼ばれる神経伝達物質が誘発され、自分が生きている実感を得ることができるのです。

しかし命を落としてしまうケースも多く、自傷行為が危険であることに変わりありません。

Credit:pixabay

そんな中、自傷行為で治療を受けていた少女がシェアした方法が自分の身体に絵を描くというものでした。

少女本人の実践写真とコメントがこちらです。

※血の表現などはありませんが、下部にややショッキングな画像があります。閲覧の際はクリックしてご覧ください。

セラピストの先生に「身体を傷つける代わりに絵を描く」という方法を教えてもらいました。これがその結果(写真)。本当に効果があってビックリ。もし自傷行為で悩んでいる人がいるなら、本当におすすめです。(ただ絵を描くときには先の柔らかい水性マーカーを使うこと。ペンで描くと痛いから!)

身体に延々と落書きすることで命を危険に晒すことなく、自傷行為で得られるのと同じ効果が得られるそう。水性マーカーを使えば、絵を綺麗に消すこともできます。

「ゼンタングル」で効果アップ

さらにSNSでこれを見た人が 「効果を高めるには絵を『ゼンタングル』にすると良い」と反応しました。

ゼンタングルとは「禅(ゼン)」と「模様(タングル)」を合わせた造語で、ペン1本でできる精神統一・瞑想法のことを指します。あるパターンの模様を好きなだけ繰り返し繋げていくもので、全体的な完成像もないのでただひたすら描いている模様に集中することができます。

Credit:boredpanda

ゼンタングルによって身体を傷つけることなく精神統一にも繋がるので、安全で効果的な解決法となるかもしれません。

一方で自傷行為の経験者の中には「効果に期待できない」と主張する人もいます。

例えば「自殺願望が強すぎる人はどんな解決策にも反対してしまうので、こうした方法は本当に自分を変えたいと思っている人に限定される」という声や「肉体的な痛みが心の痛みを消し去ってくれることが自傷行為にとって一番重要だった」という意見も見られます。

それでも一つの希望として「ゼンタングル」を試してみる価値はあるでしょう。

ゼンタングルの実践方法はこちらの動画を参照。

心の不安を「予防」する方法とは  鍵は他人との接し方

reference: boredpanda / written by くらのすけ

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