内向的な人が抱きがちな不安を解決するには?

psychology 2019/08/30
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世間には、「外交的>内向的」という漠然とした優劣の評価が存在します。

確かに内向的な人は、特有の不安を心に抱える傾向があります。ですが、これらの不安の多くは、周囲から受け取る内向性に対するネガティブなメッセージを内面化することによって生じています。言い換えればこれらの不安は、外的圧力と内的圧力の反応によって作られているのです。

今回は内向的な人が抱きがちな不安の特性と、これらの不安を解消する方法をご紹介します。

1. 自分のやり方が「間違っている」と考えがち

内向的であるよりも外交的である方が「優れている」、「健康的だ」、「生産的だ」というメッセージが、巷には蔓延しています。

パーティーなどの社交の場で上手く立ち回れないことは「間違い」で、外に出てネットワーク作りができないことは「失敗」で、周囲と交流することよりも自分の内面との交流に多くの時間を費やすことは「落ち込んでいる」からに違いない…となるわけです。

これらのメッセージのほとんどが間違っていることを頭では知っていても、細胞レベルでこれらを拒絶することは至難の業。私たちは生まれてこの方、これらのメッセージを耳にタコができるほど聞かされており、内向性を肯定する考え方はここ最近になって登場したばかりだからです。

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大切なのは、意識的、かつ頻繁に、これらのメッセージを自分の心の中で拒絶し続けることです。内向的な人には内向的な人ならではの社交スタイルが存在します。「外交的な人のようにたくさんの人と広く交流しなくては」と考えるのではなく、気の合う友人を見つけて、狭くとも深い関係を築くことができれば、それは大成功なのです。

成功の定義は、自分自身で決めることができます。その後は、自分自身を再プログラムして、成功を信じるに尽きます。

2. 自分らしく振る舞うと周囲を怒らせてしまう

自分が引いた境界線が周囲に対する侮辱として受け止められることを恐れたり、一人の時間が必要な時に罪悪感を感じたりする人は、少なくないでしょう。

こうした不安を解消するための最善の方法は、自分の内向性を周囲に明示して、「面の皮を厚くする」ことです。「言うは易し行うは難し」だと感じるかもしれませんが、自分の内向的な振る舞いが、相手を好むか好まざるかには関係ないないことを、あなた自身が一番よく理解しているはずです。

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また、気が向いた時はいつもより頻繁に自分から周囲と接触することも、いざという時に「No」と口にしやすい環境を作ります。

人が自分のところへ来てくれるのを待っているだけではいけません。あなたが常に誘われる側で、それを受け入れるか断るかの判断がいつもあなた次第だとしたら、相手は最終的にあなたの内向性に憤慨することになるかもしれません。

3. チャンスを逃すことに対して不安を抱く

SNS上に投稿された友人や仲間の書き込みを目にしているうちに、「自分だけが取り残されている」、「ついて行けていない」などの不安や焦りを感じることはありませんか?

皆が素晴らしい人生を送っているのに対して、自分自身をひどくつまらなく、劣ったものに感じることも多いでしょう。

そんな時は、自分が楽しめるだろうと思う物事を無理にでもやってみましょう。そうすれば、予想以上にそれを楽しめることもあれば、そうでないこともあることに気づくはずです。

身支度に時間を費やした割には「大して楽しめなかったなぁ」ということはよくあること。もし次に「リア充に対する気後れ」に襲われた時は、本当にドレスアップと化粧に時間を掛けてまで行う価値があることかどうかを自分の心に問いかけてみましょう。

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一方で、もし本当に自分が楽しめることを見つけた時は、実際に行動を起こしてそれに取り組むことも大切です。

コツは、やりたいことに出会った時に、それをしないように自分に言い聞かせるようなことは決してしないこと。「条件さえ揃えば自分にも楽しめるのだ」ということを自らに示し、それらの条件が何なのかを知ることが必要です。

一人で行ってもいいでしょうし、友だちを誘ってもいいでしょう。自分の楽しみを自分でコントロールすることがポイントです。

4. 自分ではない人間になろうとする

内向性は社会不安とは異なるものですが、内向的な人が本来の自分とは違う人間になろうとして、それが上手くでき無かった時に失敗したと感じることで、社会不安に陥る可能性は十分にあります。

たとえば、パーティーでうまく立ち回ろうとして不自然でぎこちない振る舞いをしてしまい、ぺちゃくちゃと話し過ぎたり、反対に無口になったりして、ついには負け犬のような気分でパーティーを後にする…といった状況です。

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こうした問題を解決する鍵は、自分自身を理解して、受け入れることです。私たちは、自分がどんな人間で、自分の強みが何なのか、自分がどんなことに喜びを感じ、どうすれば自分らしくいられるのかを知る必要があります。

ありのままの自分を許すことは、不安に対抗するための訓練の1つ。外向性という点では劣っていても、内向性においてはピカイチであることを、自分に言い聞かせましょう。内向的であることによる成功体験を積み重ね、それらの経験をできるだけ頻繁に自分に思い出させることが大事です。

また、パーティや飲み会を早めに抜け出すのを自分に許すことで、誘ってもらった時にずっと気軽に「Yes」と返事をできるようになります。

最後に…

物事をよく考えることは決して悪いことはありませんが、解決策や答えに到達することなく同じ考えや悩みを繰り返し頭の中で反芻すると、うつ症状に繋がる恐れがあります。

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また、ネットワーク作りは、仕事上だけでなく個人的な成功にとっても確かに重要です。あなたが心地よく実践できるネットワーク作りの方法を見つけましょう。定期的に誰かに電話を掛けたり、直接顔を合わせたり…あなたにマッチした方法がきっとあるはずです。

意義のある人生は「極端な経験」で手に入る

reference: psychologytoday / written by まりえってぃ

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