完全にホラー。AIが絵文字を実写に自動変換する技術が登場

artificial-intelligence 2019/08/28
Credit:futurism

Point

■絵文字スタンプを実写に自動変換するAIが登場

■研究目標は、ピクセル化された絵文字から具体的な特徴を抽出できるかを調べること

■イメージが漠然としすぎたせいでAIが正確に認識できず、完全にホラーな画像が生成される結果に

日々進化するAIの画像変換技術。中には顔写真をアニメキャラルネッサンス肖像画風に変えたり、存在しない人を作りだすものまで開発されています。

今回の技術は「Face Super-Resolution」と呼ばれるもので、「絵文字のような漠然としたイメージから実写の特徴を細かく分析し抽出できるか」を研究目的としています。開発を行ったのは、韓国科学技術院の研究チームです。

AIの変換技術はこうして出来る

AIの自動変換や画像生成の技術で用いられるのは、主に「ディープラーニング」と「GANs(Generative Adversarial Networks=敵対的生成ネットワーク)」があります。

ディープラーニングは、AIに人間と同じような学習をさせる方法です。例えば「ネコ」を自動認識させるには、大量のネコの画像をAIに覚えさせ、AIが「ネコ」というものを理解できるようにします。

Credit:pixabay

一方で「GANs」は、AIの学習ネットワークを「Generator側」と「Discriminator側」に分けて学習を行います。具体的には、Generatorが「ネコ」の画像を本物そっくりに作り、それをDiscriminatorが偽物かどうか見分けるといういうものです。

これを繰り返すことで、最終的には本物とほぼ同じネコの画像が作り出されます。

ホラーな仕上がりに…

今回の研究が目指すのは、ピクセル化された絵文字から具体的な特徴を抜き出して、実写に置き換えることです。

しかし復元されたのは、この世のものならざる悪夢のクリーチャー軍団でした。こちらがその画像です。

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右手を上げる女性の絵文字は呪われた顔に、ピザの絵文字は人の唇が無数についた異形の怪物に、赤ちゃんに至ってはリアルなプリングルスおじさんに変わり果てています。

研究チームによると、この結果はピクセル化された絵文字が漠然としすぎてAIが特徴をうまく抽出できず、独特な解釈になったことが原因だとのこと。

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今回の変換AIは少し残念な結果となりましたが、これまでの中では最も奇抜な挑戦となりました。次回はどんな悪夢…もとい自動変換AIが登場するのか、今から楽しみですね。

AIが突然教えていないはずの「数の概念」に目覚める

reference: futurismiforcedabot / written by くらのすけ

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