これが本当の丸ごと果実。3Dプリントで皮をコップに変身させるジューサーが登場!

fun 2019/09/11
Credit:laughingsquid

Point

■イタリアのデザイン会社が、オレンジの皮をコップに変える自動ジューサーを使った環境保全キャンペーンを実施

■剥いた皮は、機械の中でバイオプラスチックへと生成され、3Dプリント技術でコップに大変身する

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果実100%です。

イタリアのデザイン会社「Carlo Ratti Associati」が、同国エネルギー会社「ENI」と共同で、「Feel the Peel(皮を感じて)」というプロジェクトを実施。9月6日にその商品動画を公開しました。

環境保全を促進するキャンペーンの一貫で、内容は「ふだん大量に廃棄されている果実の皮を再利用できる」というもの。果汁を絞ったあとは、剥いた皮をコップとして使えます。一見不思議な見た目ですが、隅々まで果実を楽しめるエコなマシーンなのです。

Credit:laughingsquid

ジューサーの上部には、1500個のオレンジがピンボールのように並んでおり、ジュースを注文するとオレンジが搾り器の中に滑り落ちていく仕掛けです。

その後オレンジは専用のカッターで半分に切られ、果汁をタンクに採取してジュースになります。剥かれた皮は下部に見える透明の容器に溜まっていきます。

皮は機械によって乾燥され細かく粉砕した後、農産物由来のポリ乳酸と混ぜられてバイオプラスチックへと変化します。そして熱を加えてバイオプラスチックを溶かし、3Dプリント技術を用いてコップに仕上げるのです。

あとはコップの中に搾りたてのジュースを注げば、一切の無駄なくオレンジを丸ごと使い切ることができます。もちろんコップを食べることはしませんが、プラスチックと違って自然環境で分解されやすいので、環境にとても優しいのです。

昨今、プラスチック製のコップやストロー、ペットボトルなどが海に無断廃棄されることで、多くの生物たちが命を落としています。その影響は、プラスチックを食べた魚を食べる「人間」にも及んでいるのです。

プラスチックは驚くほど丈夫で、自然分解されるのに数百年〜数千年もかかります。一方で、生物性のプラスチックなら、微生物によってすぐに分解することが可能です。

そのため、食材を無駄なく使ってプラスチックを減らす方法は、地球の環境を救うナイスアイデアとなるでしょう。

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reference: laughingsquid / written by くらのすけ

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