biology

遺伝子操作による蚊の減少実験が失敗、さらに「不死身の蚊」が誕生? (2/2)

2021.01.27 Wednesday

2019.09.17 Tuesday

前ページ実験は失敗。個体数は元通りに

<

1

2

>

不死身の蚊が誕生?

画像
Credit:newatlas

しかし事態はさらに深刻です。

交配により生まれたハイブリッド種は、ブラジル土着の遺伝子に、実験に使用したキューバやメキシコの蚊の遺伝子も混ざったことで、殺虫耐性が強化されたと考えられるのです。

幸い、ハイブリッド種に人への直接的な危険性はないそうですが、長いスパンで見ると、今後どのような影響を与えるかまったく予測がつかない状況となっています。

もしかすると、どんな殺虫剤も通用しない不死身の蚊が誕生してしまったのかもしれません。自然を科学でコントロールしようとすると、思わぬ結果がかえってくるのが恐ろしいところです。今後、さらなる慎重な対応が要されるでしょう。

蚊に刺されやすい人の科学的な特徴って?

オジー・オズボーンをDNA解析した結果、「ミュータント」だったことが判明

reference: futurismnewatlas / written by くらのすけ

<

1

2

>

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

生物学のニュースbiology news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!