幸せな結婚の決め手は「ケンカの内容」であると判明

psychology 2019/10/05
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Point

■幸せな結婚生活を送っている夫婦の口論の内容の中心は「解決できる現実的な問題」であることが明らかとなった

■そうした夫婦の間では、逆に宗教や親戚関係などの答えを出しにくい問題にはあまり触れないことが分かった

■研究の規模は小さいため、この結果をたやすく一般化することはできない

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結婚生活という深い人間関係に、いさかいは付き物。

しかし、争いが絶えないながらも幸せそうな夫婦は確かに存在しています。この点、実はその言い争いの「内容」こそが大事であることが、新たな研究により示されています。

研究は「Family Process」に掲載されています。

What are the Marital Problems of Happy Couples?A Multimethod, Two-Sample Investigation

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1111/famp.12483?

「幸せな結婚」に必要な議論とは?

121組の夫婦を対象としたこの研究では、幸せな関係を築けている2人の口論が、「現実的に答えが出せること」にフォーカスしていることが明らかとなりました。

それはたとえば、「誰が家事を担当するのか?」といったことや、「余暇をどのように過ごすか?」といったような内容になります。

それとは逆に、幸せな夫婦間では、たとえば宗教や親戚などの答えを出しにくい、扱いが難しい問題によって口論になることはあまり見られなかったのです。

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この結果に研究者たちは、「幸せな結婚」の重要なファクターとして、2人の間で明確な答えの出ない議論は避けるべきなのではないかといった推論を導き出しました。

研究をおこなったテネシー大学の心理学者、エイミー・ラウア氏は、「幸せなカップルは衝突するときに、解決に向けたアプローチを取ります。これは、口論をするトピック選びといった点からも明確です」と語っています。

研究の規模は小さい

研究の対象となった夫婦は2つの年齢グループに分けられます。1つは30代半ば~後半の、平均婚姻継続期間が9年になる57組の夫婦であり、もう1つは70代前半の、平均婚姻継続期間が42年になる64組の夫婦です。

当然ながら、この121組という少ないサンプルでの研究を、完全に一般化して語ることはできません。ここで語られた被験者の「幸せ」についても自己申告に基づくものであり、客観的な尺度によって測定されたわけではありません。

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とはいえ、この研究の観点は興味深く、フォローアップに値することは間違いありません。また、少なくとも今の相手と結婚を考えている人にとっては、1つの思考材料を与えてくれるものになります。

ラウア氏は、「解決すべき課題と、とりあえずは脇に置いておける問題を上手に分類することが、長続きする幸せな関係のカギの1つと言えるのかもしれません」と語っています。

ケンカするほど仲が良いとはよく言ったものですが、どうやらその格言には「解決できる内容のものに限る」といった但し書きが隠されていたようです。

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reference: sciencealert / written by なかしー

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