2.フグのサークル
1995年に日本で奇妙な模様のサークルが見つかりました。ダイバーたちが見つけたこのサークルの原因は、10年以上にわたって謎に包まれたままでした。
2013年に研究者たちが、ついにこの模様の秘密を突き止めます。なんとこの見事な模様は、新種のフグによって作られたものであり、メスを引きつけるためのものであることが分かったのです。
オスのフグが上手にヒレを用いてこの模様を海底に描き出します。フグの体長はおよそ5インチ(約13センチメートル)であるにもかかわらず、円の直径はおよそ7フィート(約2メートル)にも達します。
そしてサークルが完成すると、メスがそれをチェックします。もしメスがパターンを気に入れば、それを描いたオスと一緒に同じ模様をもう一度再現します。ちなみにメスが模様のどこに着目しているのかは、いまだに分かっていません。