「透明マント」の誕生は近い。背景に溶け込む「透過パネル」が開発される

technology 2019/10/24
Credit:Hyperstealth Biotechnology

Point

■光を曲げることで対象物を隠し、背景だけを映し出すことのできる「透過パネル」が開発される(カナダ)

■パネルは、可視光だけでなく赤外線なども遮断できるため、サーモグラフィーでも探知できなくなる

フィクション世界だけのものと思われた「透明マント」は、本当に実現できるのかもしれません。

このたび、カナダの軍事製品開発会社である「Hyperstealth Biotechnology」により、何らの電力も必要とせず、対象物を透明にする特殊パネルが開発されました。

パネルには、光を曲げることで隠したい対象物を消し、背景だけを残す「クアンタム・ステルス」という技術が用いられています。

シートの一枚ほどの薄さで持ち運びも簡単、費用も安価なため大量生産も可能とのことです。

可視光だけでなく赤外線も完全シャットアウト

透過パネルは、兵士や戦車、戦艦などを隠すという軍事目的で開発されました。パネルの裏に収まるものなら何でも隠せるので、パネルのサイズ次第で巨大な航空機も透明にできます。

驚くべきは、透過パネルが可視光だけを曲げるのではなく、目に見えない赤外線や紫外線といった目に見えない光も完全に遮断できることです。

つまり、目に見えないだけでなく、熱に反応するサーモグラフィーすら探知できなくなります。

同社CEOのガイ・クレイマー氏は「透過パネルは、環境や時間帯に関わらず、どんな場所でも対応できるため、多方面での活躍が期待される」と話しています。

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reference: zmescience / written by くらのすけ

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