私たちは見えないものが「見えて」いる? 宇宙と光の物語

science_technology 2018/03/31

超能力が欲しいと思ったことはないですか?空が飛べる能力や、X線を見る能力とか幽霊を見る能力など…。

実は私たちも「見えないものを見ている」のです。

イギリスのグリニッジ天文台が、宇宙と光についての解説ムービー「Seeing The Invisible」を公開しています。

 

人の目で、この宇宙で起こっているすべてのものを見ることは不可能です。

 

冷蔵庫のマグネットを手にとってみましょう。どうして冷蔵庫にくっついていられるのでしょう。ノリ?テープ?違います。磁気です。

 

引きつけたり反発したりする目に見えない力で、少し離れたところで作用します。

 

磁性体は地上のあらゆる場所で見つかりまりますが、実は宇宙にもあります。

 

小惑星や隕石の中には鉄を含むものがあり、磁石である可能性がある…かもしれません。

 

宇宙は危険な場所です。例えば太陽は眩しく輝きますが、直接それを見てはいけません。

 

明るさだけが危険なのではありません。時折、太陽は宇宙にとても多くの物質を放出します。

 

それが太陽風です。これも私たちにとって害になります。

 

幸運にも地球には大気があります。そして私たちには一切目に見えない磁場によって、私たちを守ってくれています。しかしそれが目に見えないとすれば、いったいその存在を知るこにはどうしたらいいのでしょうか。

 

太陽風の高エネルギー粒子は、地磁気線に捕らえられ、北極点や南極点とぶつかります。そこで粒子が大気に潜り込むと、大気中の見えない元素が姿をあらわします。

 

それらの主要な元素は、窒素、酸素そしてアルゴンです。荷電粒子は原子にエネルギーを与えることで励起させます。

 

原子は励起状態を好みません。そこで、余分なエネルギーを色とりどりの光として放出するのです。その色は、緑、赤、そして紫の場合もあります。

 

この美しい光が、オーロラになって、私たちの目に届くのです。

 

なので、たとえ超能力を実際は持っていないとしても、見えないものを見ることができることは、ちょっとだけ、それを持っているような気にさせてくれます。

 

via: Royal Observatory Greenwich/ translated & text by Nazoloty staff

 

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