まだあるの? 外食が健康に悪い新たな理由が恐ろしい

science_technology 2018/03/30
Credit: Pixabay

外食を頻繁にすると、不健康な糖分や脂肪分をとりすぎてしまうことはよく知られています。しかし今回、新たな不安要素があることがわかりました。

新たな研究によると、香水やヘアスプレー、食品加工や保存に使われるプラスチックなどの消費財の多くに含まれている「フタル酸」がその鍵のようです。

Dietary sources of cumulative phthalates exposure among the U.S. general population in NHANES 2005–2014
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0160412017314666

フタル酸は潜在的に人体に有害な物質で、フタル酸の消費と、小さな男の子の先天異常や問題行動、若年層や成人の肥満には相関があるといわれています。また子宮内での暴露では、男性器の成長を阻害し、睾丸の生育が不完全となることもあります。ホルモンを乱して不妊を起こすのではないかと疑われてもいます。また、子供の肥満、喘息、神経の異常、心臓病、そして癌と関係していると考えている研究者もいます。

Environment International誌に掲載された論文によると、前日にレストランや食堂、ファストフード店で食事をした被験者の尿中のフタル酸レベルが、スーパーで買った物を食べた被験者よりも35%高いことがわかりました。外食した人たちが、ブラスチックの容器と接触してフタル酸を取り込んだ食べ物を食べた結果だと思われます。フタル酸はプラスチックを柔らかくするための可塑剤として添加されています。食品用のプラスチックの容器や、食品を扱う手袋にも含まれているのです。

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研究の中で前日に一回でも外食したと答えた人は3人に2人と多く、尿中のフタル酸代謝物の量も同時に高くなっていました。外食とフタル酸の増加は、世代にかかわらず一貫して見られ、特に10代では尿中のフタル酸レベルが55%と更に高くなっていました。以前行われた研究では、ファストフードに限定されていましたが、今回の研究結果はフタル酸の影響がファストフードに限定されないことを示しています。

しかし、幸いフタル酸は1日で体外に排出されます。よって明日からでも、家で調理したものを食べる習慣をつけることで、フタル酸の悪影響を避けることができるでしょう。

 

via: CNN /translated & text by Nazology staff

 

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