サイズは軽自動車並み!史上最大級の「カメ」の化石が発見される

animals_plants 2020/02/14

絶滅した「スチュペンデミス」のイメージ図/Credit: JA Chirinos/Reuters
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  • 全長4mにも及ぶ史上最大級の絶滅したカメの化石が、南米コロンビアで発見される
  • 発見された甲羅の肩辺りからツノ(オスだけ)が生えており、メスやテリトリーを巡る争いの際に使われたとされる

南米コロンビア・ロサリオ大学により、同国タタコア砂漠で、これまで地球上に存在した最大級のカメの化石が発見されました。

化石は「スチュペンデミス(Stupendemys geographicus)」と呼ばれる絶滅種のもので、約1300万年〜700万年前の南アメリカに生息していたことが分かっています。

発見された甲羅のサイズは、幅2.86メートルとカメとは思えないほどの大きさです。

研究主任のエドウィン・カデナ氏は「頭や後ろ足を含めると全長4メートル、体重は1.25トンにもおよび、軽自動車に匹敵する」と話します。

オスの甲羅には「ツノ」が生えていた

スチュペンデミスのオスは、首の左右に近い甲羅部分にそれぞれ頑丈なツノ(上のイメージ図参照)を持っていました。化石には傷が見られることから、このツノは、オス同士がメスやテリトリーを争う際に、互いにぶつけ合っていたことが伺えます。

メスの甲羅には、ツノがありませんでした。

「スチュペンデミス」の甲羅の化石/Credit: Edwin Cadena

1970年代にはスチュペンデミスの化石が発見されていたものの、その生態については、多くが謎に包まれていました。

しかし今回、新たに発見された化石には、ほぼ全体にわたる甲羅や下顎の骨も含まれており、当時の生活環境や食事形態を知る手がかりとなります。

カデナ氏によると、スチュペンデミスは、南米の広くまたがる巨大な湿地帯や川、湖を拠点にしていたとのことです。化石を分析した結果、彼らは、淡水の底を主な拠点位していたことが判明しました。

食事に関しては、水辺に生えていた植物や果物、貝類から小魚、ヘビ、小型のカイマン(ワニ)までを主食にしていたようです。

発掘作業の様子/Credit: Edwin Cadena

また、同じ生息域には、「グリポスクス」や「プルスサウルス」といった全長10メートル超えのワニも住んでいました。

というのも、発見された甲羅の中から、5センチほどのワニの歯が見つかったのです。

おそらく、スチュペンデミスの巨体と頑丈な甲羅は、そうした凶暴な天敵から身も守るために役立ったのでしょう。

reference: theguardian / written by くらのすけ
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