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1年連続で飛べる「ソーラー電池式飛行機」の初飛行に成功

2021.01.27 Wednesday

2020.02.24 Monday

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Credit:BAE Systems
point
  • ソーラー電池式の飛行機は成層圏を1年間飛行し続けることが可能
  • ソーラー飛行機は人工衛星よりも低コストで地球上をモニタリングできる
  • 5Gの通信サービスに使用される可能性も

地球温暖化にGPS等、空からの地球モニタリングの需要はますます高まっています。現在は人工衛星がその役割を担っていますが、衛星は機動が固定されており、高度も高すぎるため観察には向きません。

BAE Systemsは、Prismatic Ltdと共同で、成層圏を半永続的に巡回できる太陽発電式飛行機「PHASA-35」の初飛行試験に成功しました。

開発されたソーラー飛行機は、太陽電池により最大1年間飛行を維持でき、通信ネットワークプラットフォームとして役立つとのこと。

初飛行の詳細は「BAE Systems」の公式サイトで取り上げられています。

1年間の連続飛行が可能

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Credit:BAE Systems

ソーラー飛行機PHASA-35は、35mの翼幅をもつ大きな飛行機ですが、日中は太陽電池、夜間はバッテリー駆動によって、長期間飛行し続けることが可能です。

成層圏を飛行するので、天候や他の航空機の交通の影響を受けず、さらに無人で動作するため、パイロットの負担や交代による制限も受けません。

また、長寿命のバッテリーと効率的なソーラーテクノロジーが採用されています。

これらの要素により、ソーラー飛行機PHASA-35は最大1年間の飛行が継続できるのです。

次ページソーラー飛行機は人工衛星に近い役割を担う

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