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宇宙の法則は乱れない。超大質量ブラックホールの近くでも基礎物理定数は変わらなかった! (2/2)

2021.01.27 Wednesday

2020.02.27 Thursday

前ページ極端な環境でも物理定数が不変かを調べる

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定数の正体を探る

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137はどこから来たのか? オカルト好きな科学者の中には、知的存在の介入を主張する者もいる/Credit:depositphotos

今回の研究で、微細構造定数が宇宙のどこでもおおよそ1/137の値をとることがわかりました。

しかし、そもそもなぜ137という数字が微細構造定数に現れるのかは全く謎のままです。

偉大な物理学者のファイマンも「全ての物理学者は、この数字(137)がどこから現れたのか知りたい。もしかしたら円周率や自然対数の底と関係しているのかもしれないが、誰もわからない。人間の理解が及ばない魔法の数字だ」と述べています。

測量技術の発達によって基礎物理定数を限りなく正確に導き出せるようになっても、その数字でなければならない理由を説明できる人間は誰もいないのです。

もしその理由がわかるときがきたら、本当の宇宙の姿を解き明かせるかもしれません。

巨大ブラックホールを中心に回る、まったく新しい「惑星」系が存在した

reference: sciencenews / written by ナゾロジー編集部

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