300年前のインドで「数独」が流行? 謎の数字が掘られた石柱が発見される

history_archeology 2018/04/03
Credit: News Minute

南インドのパラニ寺院の石柱に、「数独に似たゲーム」が掘られているのが発見されました。石柱は17世紀頃のものとみられ、掘られていたのは3×3の正方形と、タミル語で書かれてある数字です。タテ・ヨコ・ナナメどの方向で数字を足し上げても、合計は15になっています。

発見者のひとりである考古学者の Narayanamoorthy 氏は、15という数字がパラニ寺院の神(ヒンドゥー教の軍神とされるムルガン・スカンダ)の数を指し示しているのではないかと指摘しています。ヒンドゥー教の教えでは、神はそれぞれ自らのナンバーを持っており、スカンダは6。15を1と5に分けて1+5=6。多少無理やりですが、15という数字にはそういった意味があるのではないかということです。

Credit: Puthiya Thalaimurai Youtube

また彼いわく、「興味深いのは、数独が書かれたこの石柱が祭りの際にスカンダが前に置かれる石柱だということです。そのことからも、この数独の重要性が伺えます。また、世界中でポピュラーになる前から、ここでは数独のロジックが用いられていたこともわかります」とのこと。

そして石柱を含んだ祭壇が13世紀から繰り返し修復されていることについて、「石柱に施された何重ものライムストーンのコーティングが、この “数独に似たゲーム” の発見を遅らせたのでしょう」と語っています。

そもそも「魔法陣」自体は、紀元前から存在します。しかし今の「数独」の形で登場したのは、1890年代のフランスです。その後日本でも流行し「数独」の名が付きましたが、ニュージーランド人が日本で「数独」を知り、2004年イギリスの新聞で「Su Doku」の連載を始めたことが世界的ブームのきっかけでした。「Sudoku」が日本語由来なのはそのためです。ちなみに「数独」といった名称は「数字は独身に限る」の略で、各数字が同列で重複してはいけない、といったところに由来しているようです。

 

古来より親しまれている数字パズル。昔は数字によって神様と交流していたのかもしれません。

 

via: thenewsminute / translated & text by Nazology staff

 

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