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摩訶不思議な「金属で呼吸する細菌」、実は量子レベルの操作を行っていたと判明 (2/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.03.11 Wednesday

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キラリティーとは

1枚目の画像
鏡合わせの構造にあるアラニンの2種類分子。どちらの性質も同じアラニンである/Credit:wikipedia

多くの分子、特に生体分子は(生物内のアミノ酸を除き)、それぞれが互いに鏡像の2つのバージョンが存在します。

2つのバージョンは人間の手の平に似ています。右手と左手は同じような構造をしていますが、決して重ならない鏡合わせの構造になっています。

科学者はこれを「キラリティー」と呼び、右利きと左利きと呼んでいます。

両手のようなキラリリティーは、お互いの鏡像であり、反対方向を向いています。

そのため電子がタンパク質内部を通ると、そのタンパク質が右利きか左利きかによって電子が影響を受ける磁場が変化し、電子のスピン方向を片方に統一する力が働くとされます。

細い導管に電子を通し呼吸を行うためには、電子が導管に入る直前にスピンの方向を揃えて伝達効率を上げることが効果的だからです。

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