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仮説上の存在だった「涙のしずく型」のニュータイプ星がついに発見される

2021.01.27 Wednesday

2020.03.11 Wednesday

1枚目の画像
涙みたいな形の星「HD74423」のイメージ画像/ Credit: Gabriel Pérez Díaz/IAC
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  • 仮説上の存在だった新しい恒星が1500光年先に発見される
  • 近距離にある伴星の重力により涙型に変形しており、さらにその部分だけに光の脈動が見られる

地球から1500光年の場所に、まったく新しいタイプの星が発見されました。

星は涙のしずく型をしており、片側だけが脈動変光するという他に類を見ないものです。

研究チームの天文学者ドン・クルツ氏(セントラル・ランカシャー大学、英)は「1980年代からこの種の星の存在は仮定されてきましたが、実際に見つかったのは今回が初めて」と話します。

研究の詳細は、3月9日付けで「Nature Astronomy」に掲載されました。

Tidally trapped pulsations in a close binary star system discovered by TESS
https://www.nature.com/articles/s41550-020-1035-1

星の基本スペック

星は「HD74423」と命名されており、分類としてはA型主系列星に属します。

スペクトルがA型の主系列星のことを指し、質量はおおよそ太陽の1.4〜2.1倍、表面温度は7600K〜10000Kの間です。

HD74423に関しては、太陽のおよそ1.7倍の質量を持ち、年齢は正確には不明ですが、太陽より若いことが判明しています。

HD74423は、アマチュア天文家がNASA所有の宇宙望遠鏡「TESS(トランジット系外惑星探索衛星)」から得られたデータを調べている際に発見されました。正体がよく分からなかったため、プロの天文学者であるクルツ氏らの研究チームに引き継がれています。

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