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地球を襲う小惑星の軌道をそらせ! 強力イオンエンジンが準備完了 (3/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.03.30 Monday

前ページ次世代の強力なイオンエンジン「NEXT-C」

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小惑星はそらせるのか?

ディディモスBにこの「インパクター(衝突装置)」が衝突した場合、小惑星の軌道速度を毎秒約0.5ミリメートル変化させると予想されています。

これにより、ディディモスBの自転周期が変化し、それは地球上の望遠鏡からも検出可能になります。

また、小惑星の表面には幅約20メートルのクレーターを残すことになるそうです。

画像
Credits: NASA/Johns Hopkins Applied Physics Lab

この科学の粋を尽くしたDART宇宙船は、衝突時に破壊されてなくなってしまいますが、ESAはこの実験に伴って、2024年にはヘラと呼ばれる探査機で、小惑星に与えられた影響を調査しに向かい、この一連の装置が果たした成果を確認するといいます。

これでもう、いつ小惑星が地球を襲っても安心ですね。

推進剤なしで光速度の99%を出せるエンジン、NASAの技術者が考案

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