「モノクローナル抗体」のつくり方は?
モノクローナル抗体は免疫細胞である「B細胞」からつくられます。しかし、B細胞には寿命があるので、モノクローナル抗体を大量につくり出すことができません。
検査キットをつくるには、当然ながら多くの抗体が必要となります。
そこで、B細胞に、無限に増えつづける能力を持った「ミエローマ細胞」を融合させることで、抗体の大量生産を可能にしました。
このB細胞とミエローマ細胞を掛け合わせたものを「ハイブリドーマ(融合細胞)」と呼びます。
このハイブリドーマから、モノクローナル抗体が産出可能なものだけを選び出します。
それを培養することで、大量のモノクローナル抗体が手に入るというわけです。