life

「Zoom疲労」はなぜ起こるの?ビデオ通話が脳に与える影響とその改善策

2021.01.27 Wednesday

2020.04.28 Tuesday

1枚目の画像
Credit:depositphotos
point
  • Zoom疲労が起こるのは、情報の欠如・カメラ意識・注意力の分散によって脳が疲れてしまうから
  • カメラをオフにして画面を横にずらすとZoom疲労を軽減できる

新型コロナウイルスが流行して以来、Zoomなどのビデオ通話アプリ利用者はますます増加しています。

しかしこの流行に伴い話題となったのが、「Zoom疲労」と呼ばれる新たなワード。多くの人は、ビデオ通話を行なった後に強い疲労を感じているようです。

慣れているはずの簡単なコミュニケーションや会議も、ビデオ通話で行った後は疲れ切って仕事の効率が落ちてしまうほど。

いったいこのZoom疲労はどうして起こるのでしょうか? 科学者たちが、この原因を明らかにしました。

視覚情報の欠如

2枚目の画像
Credit:depositphotos

Zoom疲労が起こる1つ目の理由として挙げられるのは、ビデオ通話による「情報の欠如」です。

通常、人は言葉だけでなく、相手の表情や身体の些細な動きから、無意識に情報を集めています。

脳は話されている言葉に焦点を当てていますが、相手の目線、落ち着き、呼吸の頻度なども感じ取り、相手の意図を把握しています。

しかしビデオ通話では、相手の肩から上しか映りません。画質も荒く遅延も生じます。そのため、脳が欲している視覚情報の多くが失われてしまうのです。

米国ノーフォーク州立大学サイバー心理学のアンドリュー・フランクリン助教によると、「非言語的な合図に頼り切っている人にとって、それが無いことは大きな消耗になります」とのこと。

つまり、私たちの脳は、限られた情報から多くを得ようとフル活動するために疲れてしまうのです

また、人の対話は「自然な沈黙」を伴うものです。この沈黙も1つの情報となり、自然な会話リズムを生み出します。

しかし、ビデオ通話での沈黙が生じると、「遅延」という不安を生じさせ、自然な会話を生み出すどころかストレスを与えます

次ページカメラに監視されている

<

1

2

3

4

5

>

ライフスタイルのニュースlife news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!