世にも珍しい「ネオンブルー色の海」で泳ぐとこうなる(米加州)

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Credit: instagram

アメリカ・カリフォルニア州ニューポートの海辺で、不思議な光景が目撃されました。夜の砂浜に打ち寄せる波が、ネオンブルーに発光していたのです。

これはめったに見れない現象で、海中にひそむ微生物が原因なんだとか。さらに沖合ではそこで泳ぐ人々も見られ、さらにファンタジックな光景が撮影されています。

いったい何が起きたのでしょうか?

ネオンブルーの正体は「生物発光」

渦鞭毛藻/Credit: ja.wikipedia

発光現象の原因は、「渦鞭毛藻(うずべんもうそう、Dinoflagellate)」と呼ばれる微生物です。

これは海水・淡水両方に見られるプランクトンで、「生物発光(Bioluminescence)」という特性を持っています。

生物発光とは、体内の化学物質を光エネルギーに変化させて光を放つ特性のことで、ホタルがその最たる例。

今回のネオンブルーも、この生物発光が原因です。

 

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泳ぐ人に反応して、さらに光っているように見えますね。

そもそも一般的な生物発光は、仲間同士のコミュニケーションやライト代わりに使われますが、渦鞭毛藻は、捕食者を驚かて逃げる目的があると考えられています。

渦鞭毛藻は、実際に捕食者が襲ってきていなくても、それに似た動力(例えば、波の力)があれば、それを天敵と勘違いして光を放つそうです。

そのため、波やサーフボードの衝撃に反応して光るように見えるのです。

偶然にも「イルカ」が出現!まさに夢の世界

さらにニューポートの沖合では、奇跡的にイルカの群れが現れました。

ちょうど渦鞭毛藻の集まる中を通ったので、イルカがネオンブルーに輝いて見えます。

この世のものとは思えない光景です。

 

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渦鞭毛藻の発光がネオンブルーである理由は、波長が比較的短いからです。

もしこれが赤色のような波長の長い光だと、水に吸収されやすいため光として現れません。

そのため、海洋生物の発光はネオンブルーが一般的になるそうです。

 

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この日の昼間には、渦鞭毛藻が異常増殖して見られる「赤潮」が見られていました。

それでも夜間に発光現象が見られるとはかぎらず、専門家も「非常にめずらしいこと」と話しています。

それに加えて運よくイルカまで現れるなんて、一生に一度の出来事かもしれませんね。

 

これを見た人々は、「トロンみたいなイルカですね」「まるで魔法のようだ!マーメイドが現れるのを待とう」といったコメントを寄せています。

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reference: smithsonianmagboredpanda / written by くらのすけ
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