2018年2月8日、南米・アルゼンチンの都市ビラ・カルロス・パスの上空を、雷雨をともなう巨大な積乱雲が襲来。そして巨大な雹(ひょう)のつぶてが、人通りの多い街に次々と落下したきたのです。
それは頭部に直撃すれば命の保証はできない大きさでした。
以来、ペンシルベニア州立大学(米)は、採取された雹のサンプルや撮影された映像をもとに研究を続けています。
彼らが最近発表した調査結果によると、雹の最大直径は23.7センチに達し、観測史上最大のサイズである可能性が高いというのです。
直撃すれば即死レベル…
実際に撮影された映像がこちらです。
Granizo en Villa Carlos Paz @todonoticias pic.twitter.com/RJakJjW8sl
— Leonardo Orozco (@LeoOrozco3105) February 8, 2018
この中の最大サイズが直径23センチを上回っているといい、身近なもので言うと、週刊少年ジャンプの縦の長さに匹敵します。
一方で、研究チームのマシュー・クムジアン氏は「最大数値は、直接観測されたものではなく、映像とサンプルの一部を総合して割り出されたもので、断定はできない」といいます。
実際に採取されたサンプルは、こちら(と一番上の画像)です。
これは直径が18センチに達していますが、それでも落下の衝撃で一部が欠損しているため、落下前はもっと大きかったでしょう。
実際の映像を見ていると、映画『デイ・アフター・トゥモロー』で東京を襲った雹のシーンを思い出しますね。