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朝のコーヒーはあなたの脳にどう影響を与えるのか「朝10時以降がおすすめ」 (2/2)

2021.01.27 Wednesday

2020.05.10 Sunday

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コーヒーは午前10時~12時に飲むべき

コーヒーには、代謝・身体能力の向上、2型糖尿病の発症リスク低下、うつ病症状への抵抗、抗酸化物質の供給源提供などのメリットがあります。

しかし、「Metabolism」に掲載された研究によると、コーヒーを飲む時間によっては、これらのメリットが小さくなるようです。

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Credit:pixabay

これにはストレスホルモン「コルチゾール」の分泌阻害が関係しています。

コルチゾールの分泌は1日に3回ピークを迎え、体の1日の活動リズムを整えてくれます。

過剰なストレスによってコルチゾール分泌が慢性的に高くなると、この活動リズムが崩れて、うつ病、不眠症、生活習慣病へと繋がってしまうのです。

また、コルチゾールレベルが自然に高くなる時に、カフェインを摂取するなら、コルチゾールの生成が妨害される可能性があります。

これにより、コルチゾールのリズムが崩れ、代謝異常、疲労、生活の質の低下に繋がります。

ですから、コーヒーを飲むなら、「コルチゾールレベルが自然に高くなる時間帯を避ける」と良いでしょう。

コルチゾールレベルが最も高くなるのは、早朝です。

よって、「Time Magazine」が勧めているように、コーヒーを飲むのに最適なタイミングは、午前10時~12時の間、そして午後2時~夕方5時の間となります。

カフェインの効果を最大限生かしたいなら、時間帯を考慮し、飲み過ぎないようにするべきです。

「早朝のコーヒー」ではなく、「遅めのモーニングコーヒー」もしくは「10時のブレイクタイムコーヒー」を選ぶようにしましょう。

コーヒーは1日「25杯」飲んでも心臓への負担なし

reference: bigthink / written by ナゾロジー編集部

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