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15世紀のイングランド王「ヘンリー7世」の顔をデスマスクから復元した結果

2021.01.27 Wednesday

2020.05.18 Monday

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Credit: ancient-origins

日々進歩を遂げるデジタル技術によって、これまで数々の歴史的人物の顔が復元されてきました。

今回はアイルランド在住のグラフィックデザイナー、マット・ローリー氏(41)により、ヘンリー7世(1457〜1509)の顔を復元した画像が公開。

ヘンリー7世は、テューダー朝(1485〜1603)時代のイングランド王として知られています。

復元された顔は、死後にかたどられたデスマスクをもとに作られたものです。

ちょっと怖いかもしれませんが、これまでは肖像画でしか見れなかった顔も、リアルな写真で見ると急に親近感を覚えるかもしれません。

とは言っても「ヘンリー7世ってだれ?」と思う人が多いでしょう。実は彼、結構すごい人なんです。

「ヘンリー7世」はどんな人?

とは言っても、「ヘンリー7世ってだれ?」と思う人が多いでしょう。

テューダー朝は、イギリス史において最も激動の時代のひとつとして知られますが、残念ながら、その国王として一般認知度が高いのは、ヘンリー8世やエリザベス1世の方です。

ヘンリー8世(7世の息子)は、男児を産まない妻と別れたいがために、時のローマ教皇を無視して、国王が離婚するための法律を勝手につくった無法者でしたし、エリザベス1世は、「私はイングランドと結婚した」と宣言して、生涯独身を貫いたことで有名です。

また、スペインの無敵艦隊を打ち破ったのも彼女でした。

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ヘンリー8世/Credit: ja.wikipedia
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エリザベス1世/Credit: ja.wikipedia

彼らに比べると知名度の点では劣りますが、何を隠そうヘンリー7世こそ、テューダー朝を築いた最初の国王なのです。

それ以前のイングランドでは、王位継承権をめぐり、ランカスター家とヨーク家が1455〜85年まで内乱を続けていました。両家ともバラを家紋にしていたので、「バラ戦争」と呼ばれます。

このランカスター家の縁者であるテューダー家にいたのがのちのヘンリ7世でした。彼がヨーク家を倒して、1485年にテューダー朝を開き、正式に国王として即位したのです。

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ヘンリー7世/Credit: ja.wikipedia

彼は、ライバルのヨーク家の娘と結婚することで、両家の争いに終止符を打ちます。また、長期にわたる内乱の中で貴族が没落するのに乗じ、絶対王政を進め、国内の政治を安定させました。

24年の治世の後、ヘンリー7世は結核で亡くなりましたが、その際にデスマスクが取られていたのです。

今回の復元作業は、このマスクをもとに行われました。

次ページ肖像画とも特徴が一致

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