首に巻き付けるエアコン「コモドギア」、富士通が6月から提供 頸動脈を冷却

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Credit:fujitsu
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  • 富士通が身につけるエアコン「コモドギア」を提供開始
  • コモドギアは首に装着するタイプの冷却装置であり、頸動脈を冷やし効率的に体温を下げることが可能
  • 装着者の生体情報を管理できるため、熱中症などの重大な症状を未然に防ぐことができる

暑い夏が近づいてきました。コロナ禍によって、夏でもマスクを着用する機会が多くなるため、熱中症対策は急務です。

そのような需要を満たすべく、富士通が「身につけるエアコンC ó modo gear(コモドギア)」の提供を発表しました。

コモドギアは首に巻き付けるタイプの冷却装置で、冷却性能と作業性の両立を実現した製品となっています。

コモドギアの特徴

コモドギアは炎天下での作業を行う人たちを対象に開発されたウェアラブルエアコンです。

上昇した体温を効率的に下げるためには、頸動脈を通る血液を冷却する必要があります。

コモドギアには3点のサーモ・モジュールが内蔵されており、首に装着することで頸動脈の集中的に冷却できます。

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「水冷方式」が採用されているため、外気との通風で冷却する製品に比べて外気温の影響を受けません。

そのため、気温が35℃を超える猛暑日であっても効率的に体温を下げることができるでしょう。

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加えて、コモドギアは「作業しやすさ」を重視した形状と重量になっています。

コモドギアは首に装着する「ネック部」と腰に装着できる「ラジエーター部+」から成り立ちます。

「ネック部」は薄い素材で首をくるりと巻くように装着できるため、体の動きを阻害したり、衣服に制限を与えたりしません。

デザイン性も高くシンプルなので、見た目にも違和感を与えないでしょう。

また、ネック部は約170gという軽さであり、重さをほとんど感じさせません。ラジエーター部とも合わせて約840gなので腰に装着しても重くないでしょう。

企業向けの管理機能

コモドギアの主な提供先は警備業や建設業であり、空調が届かない環境での装着が想定されています。

そのため、単に冷却機能だけでなく、例えば、装着者の生体情報を管理する機能も備わっています。

作業員の体調を管理し、より安全性を高めるためです。

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管理者は作業員ひとりひとりの血圧、心電図、心拍数、体温などを把握できるので、重大な症状に陥る前にフォローできるでしょう。

昨今、自分では体調の異変に気付かず熱中症となりそのまま亡くなってしまうケースがありますが、コモドギアを装着すれば、そのようなトラブルを未然に防ぐことができるのです。

装着者の位置情報も把握できるので、作業員たちの業務上の位置管理もサポートできます。

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コモドギアは国内の企業を対象に6月から順次提供される予定です。

現時点で暖房機能やスマートフォンからの操作機能も開発中とのこと。今後はさらに活用の幅が広がっていきそうですね。

reference: fujitsu / written by ナゾロジー編集部
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