古代ゲームの類似性
ノルウェーの考古学者たちがこのゲームのプレイ方法を推測したところ、古代ローマの戦略ボードゲーム「Ludus latrunculorum」に基づいている可能性があると判明。
「Ludus latrunculorum」はチェスやチェッカー(ドラフツ)と似た盤と駒を使ったボードゲームだと考えられています。
軍事戦術のゲームだと考えられていますが、情報が不足しているためゲームルールには様々な解釈があるようです。
また、「Ludus latrunculorum」自体も、いくつかの初期ギリシャゲームの変形だと考えられています。
今回発見された古代ゲームに関しても謎は多いようですが、現代のボードゲームとの共通点を多く確認できます。
ラムスタッド氏によると、「約2000年前のゲームの発見は、信じられないほど魅力的です。それは、当時の人々が私たちと大きく異なっていなかったことを教えてくれます」とのこと。
また、「ノルウェーで古代ローマのゲームが見つかった」という事実は、鉄器時代の指導者たちの戦争と交易のレベルを知り、入ってきたローマ文化との統合の様子を確認するのに役立つでしょう。
ゲームの駒とダイスは、ベルゲン大学の研究室で保存・研究される予定です。
この発見は5月4日、「archaeology」に掲載されました。