「ナスカの地上絵」がドローンで新発見される!? 謎のジブリ的ゆるキャラも…【追記あり】

history_archeology 2018/05/30

西暦200年から700年頃、まだまだ飛行機のなかった時代。南米ペルーに、数百メートルにわたる地上絵が描かれました。その目的は雨乞いの儀式とも宇宙人へのメッセージともいわれていますが、未だ判然としません。

そんなナスカの地上絵に、今月5日頃ナスカのすぐ隣パルパで新しく50種以上の絵が見つかったと「National Geographic」が報じました。

 

【追記】5.30
記事下部に、新たに見つかった新種絵を追記

 

ゆるキャラっぽい。よく見ると…

 

「もののけ姫」の「こだま」や、「たまごっち」の「くちぱっち」に見えなくもない。

 

謎の踊る女性と猿っぽい模様も

 

もはや何だかわからない

これらの絵は、正確にはナスカ文化よりさらに前、紀元前500年〜西暦200年頃に栄えたパラカス文化やトパラ文化時代の人々によって作られたと推測されています。

よく知られているナスカの地上絵に描かれているのは、多くは幾何学模様や多角形などの図形です。発見チームの1人ルイス・ハイメ・カスティーヨ・バターズ氏によると、新たに発見された地上絵の多くは、「戦士の姿」を描いたものだといいます。ただそれがどのような意味を持つのかはわかっていません。

ナスカの地上絵 / 蜘蛛。雨を象徴しているといわれている

しかし今回の発見により、地上絵の伝統が、有名なナスカの地上絵より1000年も前から続いており、実験が繰り返されていたことがわかりました。これに基づき、地上絵の役割や意味について、新たな仮説の立案が期待されています。

 

なぜ今まで見つからなかったのか

Credit: MARTIN BERNETTI, AFP/GETTY

実は発見のきっかけとなったのは、今年1月に起きたナスカの地上絵の損傷事件。この事件が世界中の批判を呼んだ結果、ペルーはアメリカからの助成金を得て、ドローンを使った大規模な調査を始めたのでした。

そしていざドローンを飛ばして調査を始めると、高解像度画像の中に、古代の地上絵らしきものが数十点も描かれていることが発覚。しかもそれらの図形は、長い年月の間にくぼみが浅くなり、ドローンを使用した3Dスキャンでしか確認できない状態になっていました。現代技術をもってして、初めて発見できた地上絵というわけです。

 

私たちを魅了してやまない地上絵。今回発見されたのは、ユネスコ世界遺産「ナスカとパルパの地上絵」の範囲内です。今後も貴重な考古学資料とロマンがつまった地上絵が損なわれることがないよう、有効な現代技術の利用が望まれます。

 

via: nationalgeographic, dailymail

 

さらに25種類の新種絵を発見 (5.30追記)

ペルーの文化省は5月28日、パルパで新たに25種類の地上絵をドローンで発見したと発表。

新しい絵の詳細はまだ明らかになっていませんが、前回と同じく、ほとんどはパラカス文化のものとみられています。

今回発見された地上絵は、バイクの進入や長年風雨にさらされたことで、かなり線が細くなっていたようです。高い上空からも見えにくくなっていましたが、ドローンが低い位置で飛行することで、ようやく発見にいたったとのこと。

ただし文化省当局者は、「まだ歩いて調査しておらず、空撮しただけで、調査の第一段階にある」と述べています。

 

ドローンによって次々と見つかる地上絵。続報が待たれます。

 

via:reuters / translated & text by maxim

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