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【史上初】試験管内の培養細胞を使って、代理父母魚に他人の子を産ませることに成功!  ”サバがマグロを産む世界へ” (2/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.06.17 Wednesday

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増殖させた生殖幹細胞を移植すると精子と卵子になった

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培養された生殖幹細胞を異種代理魚に移植すると精子と卵子になって受精可能になる/Credit:東京海洋大学

次に研究チームは、大量生産した生殖幹細胞を、不妊のニジマスの稚魚に移植しました。

すると移植細胞は稚魚の生殖器に取り込まれ、オスの体内では精子を、メスの体内では卵子を作り始めました。

これら生産された精子と卵子は、移植された生殖幹細胞から変化したものであり、不妊の稚魚とは異なる遺伝子の細胞です。

そこで、研究者は最後に、これらの精子と卵子を受精させて正常なニジマスが生まれるかを確かめました。

成功すれば、培養細胞から準人工的に精子と卵子を創り出し、受精によって完全な生命を創り出したことになります。

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