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光子に続き、電子の量子テレポーテーションに成功 (2/3)

2020.06.22 Monday

量子コンピュータへの利用

この量子テレポーテーションは、量子コンピューティングで情報を送信するための重要な手段です。

従来のコンピュータはビットと呼ばれる「0か1」の最小単位情報で構成されています。

対して量子コンピュータは量子ビットを採用しており、同時に「0」と「1」の両方の情報を保持できます。

そのため、量子コンピュータは従来のコンピュータよりも強力な情報処理性能を持つのです。

1枚目の画像
量子プロセッサの半導体チップ/Credit: University of Rochester / J. Adam Fenster

さて、科学者たちは以前の研究で、光子テレポーテーションによって量子ビット情報を転送することに成功しました。

しかし、科学者たちが目指すところは、電子から作られた量子ビット情報を転送することです。

なぜなら、電子は互いに容易に相互作用し、半導体にも利用可能だからです。半導体をベースとする量子コンピュータは既存の技術とも相性が良いため、大規模量子コンピュータに適しています。

それで科学者たちは電子テレポーテーションの方法を探ってきたのです。

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