「男性の方が理系科目が得意」は勘違いと判明。男性は過剰評価、女性は過小評価の傾向

society 2018/04/10
Credit: aklionka, Getty Images

科学(Science)、テクノロジー(Technology)、エンジニアリング(Engineering)、数学(Math)のいわゆる “STEM” において、男性は女性よりも優れているといった一般的な見解があります。

しかし、最新の研究において、それが勘違いであったことが示唆されています。

Who perceives they are smarter? Exploring the influence of student characteristics on student academic self-concept in physiology
https://www.physiology.org/doi/10.1152/advan.00085.2017

「生物」の授業を履修した大学生に対して実施されたこの研究では、男性が自らの能力を過剰評価し、女性の能力を過小評価していることがわかりました。「生物」のクラスを対象にしたことには理由があります。既に男性の分野として浸透している「エンジニアリング」や「物理学」とは異なり、「生物」は女性にとって「安全地帯」とみなされているからです。

調査の対象となったクラスでは、男子の66%がクラスの平均よりも成績がいいと感じており、女子では54%がそのように感じていました。また、調査では「自分が隣のクラスメイトと比べて勉強ができるか」といった質問も。その結果、61%の男子が自分のほうが賢いと答えたのに対し、33%の女子が自分の方が頭がいいと答えました。

Credit: Pixabay

“STEM” のような科学的な学問において、なぜ男性が自分の能力を過信し、女性が自分の能力を厳しく評価するのかといった理由は、はっきりとわかっていません。しかし、ヴァンダービルト大学の数学教授、Ilana Seidel Horn氏は「女子が、本当にそのことを理解しない限り “わかった” とは感じない一方で、男子はあまり深く理解しなくても “わかった” と言ってしまう傾向にあると感じます」と語っています。

 

“STEM” が女性を歓迎しているにも関わらず、その界隈で女性への偏見はまだ存在しています。そしてそのことが、科学の世界においてキャリアを積もうと努力する女性の障害となっていることを忘れてはいけません。

 

via: sciencealert / translated & text by Nazology staff

 

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