生物最大か?推定26m、先史時代の「海の怪物」魚竜の化石が見つかる

animals_plants 2018/04/10
Credit: Wikipedia

イギリス南西部で、巨大な爬虫類の化石が見つかかったと「National Geographic」が報じています。魚竜として知られている2億500万年前に生きていた大型の海棲爬虫類生物で、なんとシロナガスクジラに匹敵する、26メートルもの大きさがあるようです。生物学の教科書では、現代のシロナガスクジラが生物最大であるとちやほやされていますが、今回発見された化石は、かつて、もっと巨大な生物が地球の海で泳いでいたかもしれないことを暗示しています。なんともロマンがありますね。

A giant Late Triassic ichthyosaur from the UK and a reinterpretation of the Aust Cliff ‘dinosaurian’ bones
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0194742

魚竜は恐竜と同時代に生きた海棲の生物で、イルカに似た見た目です。2億1千万年前の三畳紀の終わりに最も栄え、絶滅したのは恐竜が絶滅する2千5百万年前です。今回見つかった最大のもの以外のほとんどは、1.5から3メートルぐらいの大きさでした。

発見したのは、独学の化石ハンターであるポール・デ・ラ・サールさんで、論文の共著者となっています。2016年の5月、サマセット州のリルストックの砂浜で砂を鋤いていた時に、奇妙なひと塊の骨の化石を見つけました。魚竜の骨ではないかと思い、マンチェスター大学の海洋爬虫類専門家であるディーン・ロマックスとニューヨーク州立大学のジュディ・マッシャーに写真を送りました。さらに探索を進めたところ、組み合わせると約1メートルにもなる5つの化石片を見つけました。科学者によるとこの骨は、魚竜の下顎のようでした。その骨の大きさから、これまでに知られているものよりも大きな魚竜であると、その科学者は考えました。

ロマックスとマッシャーは、2004年に見つかった今までで最大の魚竜でより完全な化石が見つかっている、ショニサウルスを見るために、カナダのアルベルタに行きました。新たな化石とショニサウルスの下顎を比較したところ、新しい骨の方が25%も大きいことがわかりました。その魚竜の大きさを推定すると、なんと26メートルにもなりました。

また、1850年ごろに採取された別の断片は、長らく地上の恐竜の四肢や他の部分の化石と解釈されていましたが、はっきりしていませんでした。

科学者たちは、これらの断片がこの巨大な魚竜のものではないかと推測しています。もしそうだとすると、今回見つかった魚竜よりもさらに大きなものも含まれていることになります。それこそ、シロナガスクジラの最大体長34メートルを超えるものが見つかるのも時間の問題かもしれません。

 

via: National Geographic/ translated & text by Nazology staff

 

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