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2021.01.27 Wednesday

2020.06.29 Monday

高速道路を建設中に115体の「子どもの人骨」が出土! 口の中にはナゾのコインが詰められていた(ポーランド) (2/2)

前ページ埋葬された年代は17世紀

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コインは「カロンの渡し賃」

口の中のコインについて、調査を行った考古学者のKatarzyna Oleszek氏は「カロンの渡し賃(Charon’s obol)と呼ばれる、キリスト教以前の埋葬の伝統から来ている」と指摘します。

カロンとは、ギリシア神話に登場する冥界の河ステュクスの渡し守のこと。この河は死者と生者の世界を分ける境界線であり、カロンは渡し賃の1オボロスで死者の霊魂を黄泉の国に送り届けました。

これを「カロンの渡し賃」と呼びます。

1枚目の画像
渡し守カロン、『神曲』の挿絵から/Credit: ja.wikipedia

古代ギリシアでは、コインが鋳造され始めた紀元前5世紀頃から、死者の口に1オボロスを含ませて埋葬する習慣が始まったとされます。その後、カロンの渡し賃は、ローマ帝国やイベリア半島、次いでイギリス、ポーランドなどへと伝播していきました。

今回発見されたコインもその習慣に則ったもので間違いないでしょう。

一方で、墓地からは遺骨とコイン以外に何も出土していません。副葬品は言うまでもなく、棺の痕跡も見当たらないのです。

このことから、Oleszek氏は「当時のイェジョヴェは、非常に貧しい地域だったのかもしれない」と推測しています。

2枚目の画像
Credit: Arkadia Firma Archeologiczna

2600年前の”戦士の遺体”が、実は「13歳の少女」だったと判明(シベリア)

reference: ancient-originsibtimes / written by くらのすけ
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