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赤い光で眼を「ワイヤレス充電」すれば視力が回復すると判明! 老化による視力低下は治せる時代になる (3/4)

2021.01.27 Wednesday

2020.06.30 Tuesday

市販のLEDを赤い光にセット

1枚目の画像
市販のLEDを赤にセットして目にあびせることで、網膜のミトコンドリアにエネルギーを与える。/Credit:UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)

シンマー氏が考えた方法は極めてシンプルでした。

市販のLEDを赤色にセットし、目に向けて照射したのです。

市販のLEDの赤は波長660nm前後を多く照射するため、赤い光の光源として最適だったのです。

実験は最初に動物(マウス・マルハナバチ・ショウジョウバエ)に対して行われ、続いて28才から72才の人間のボランティアに対して行われました。

結果、赤い光は動物の視覚を改善したほか、40才以上の人間のコントラスト感度(錐体細胞の色を検出する機能)と、暗い場所での光の感度(桿体細胞の機能)を大きく改善することがわかりました。

この結果は、赤い光のエネルギーがミトコンドリアに吸収され(一種の電磁波による充電が行われ)、内部の分子が活性化することで、最終的に視覚を維持するエネルギー(ATP)に変換されたことを示唆します。

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