子どもの遺骨がコレクターに人気
人骨の闇取引の中でコレクターに特に人気なのが、胎児、乳児、幼児の遺骨だそうです。闇市場のグループ内でも「子どもの遺骨を探しているのだが」といった書き込みが多数見られます。
ある取引では、1700年代に死亡した6歳の子どものミイラが、1万2000ドルを超える価格で売却されていました。ミイラの出所は書かれていませんが、出品者は「NOT A GRAVE ROBBERY(墓荒らしの盗品ではない)」と強調していたようです。
ホルマリン漬けになった胎児の亡骸も2350ドルで取引されていました。概要欄には「使われなくなった医療用標本」とだけあり、他には何も説明もありません。
こうしたネット上の違法行為を防止する団体「Alliance to Counter Crime Online」のグレッチェン・ピータース氏は、「死者に対して根本的に敬意を払わない行為」であり、「世界中で墓荒らしを奨励している」と強く非難しています。
そもそも、なぜ人骨や亡骸を買う人があとを絶たないのでしょうか。