最も黒い深海魚は、光の吸収率が「99.96%」に達すると判明! ベンタブラックとほぼ同じ黒さ

ミツマタヤリウオ(Idiacanthus antrostomus)

光の届かない深海は、うまく隠れたものが生き残れる世界です。

深海魚の多くは、活動性が低いため、天敵に見つかるとまず生き残れません。そのため、深海魚には、光の大部分を吸収するほど皮膚を黒色化させた種が存在します。

今回、アメリカのデューク大学とスミソニアン国立自然史博物館の研究チームは、黒色皮膚を持つ深海魚を捕獲して、光の吸収率・反射率を調べました。

その結果、生物界でもトップクラスの黒さを誇っていたことが判明しています。

光の吸収率、驚異の99.96%!

研究チームは、カリフォルニア州・モントレー湾とメキシコ湾で捕獲した黒色の深海魚18種、計40匹を調べました。分光計を用いて、それぞれの魚がどれだけ光を反射、吸収するかを測定しています。

その結果、実に16種の深海魚が0.5%以下の反射率、つまり99.5%の吸収率にまで達していました。残りの2種も0.6%の反射率に留まっています。

ミツマタヤリウオ
ミツマタヤリウオ/Credit:Karen Osborn, Smithsonian

最も黒いアンコウ類では、わずか0.04%の反射率、99.96%の吸収率を記録していました。

これは間違いなく、生物界で一二を争う黒さであり、匹敵するのはパプアニューギニアに生息するフウチョウくらいしかいません。

フウチョウ(パプアニューギニア)/Credit: natgeo

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