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「手乗りサイズ」のゾウの親戚が50年ぶりに発見される!長い鼻がカワイイ

2021.01.27 Wednesday

2020.08.19 Wednesday

1973年以来、生きた個体が見つかっていなかった「ソマリセンギ(Elephantulus revoilii)」が、約半世紀ぶりに再発見されました。

ソマリセンギは、世界に約20種存在するハネジネズミ(elephant shrew)の仲間であり、小さいながらもゾウの近縁に当たります。しかし、ゾウ(elephant)でもネズミ(shrew)でもないという不思議な生き物です。

ソマリセンギは、これまでソマリアにしか生息しないと言われていましたが、今回はその隣に位置するジブチ共和国で見つかっています。

しかも、人間の脅威にさらされないよう、人里離れた荒れ地に隠れ住んでいたようです。

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半世紀ぶりに再発見されたソマリセンギ

地元民のウワサからソマリセンギの捜索を開始!

ソマリセンギについて分かっていることは、半世紀〜数世紀前に捕獲された39の標本から得られた情報のみです。生きた個体の行動研究などは、ここ50年の間、一切行われていません。

しかし、米・デューク大学の研究チームは、「ジブチ共和国で似たような生き物がしばしば目撃されている」との情報から、地元の自然保護団体「ADN(Association Djibouti Nature)」と協力して、2019年に現地調査を開始しました。

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アフリカ北東端の国・ジブチ(ソマリアの隣に位置)/Credit: dailymail

共同チームは、地元民からの聞き取り、候補地に見られるフンの分析、隠れ家となりそうな地形を考慮して、12のポイントに計1259個の仕掛けを準備しました。ピーナッツバターやオートミール、パンなどをセットして隠れ家から出てきてもらおうという作戦です。

その結果、実に12匹のソマリセンギが生きた姿で再発見されたのです。

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50年ぶりに生きた姿で現れた「ソマリセンギ」

次ページ50年間生き残っていた要因は「人間から離れていたこと」

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