ネパールで「黄金色のカメ」を発見!”神様の化身ではないか”と話題に

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ネパールで見つかった黄金色の「インドハコスッポン」

アジア南部に位置する国・ネパールの小村で、世にも珍しい「黄金色のカメ」が発見されました。

このカメは、インド周辺に分布する「インドハコスッポン」と判明しており、きわめて稀な遺伝子変異により黄金色で生まれたと見られます。

類似する黄金色のカメは、世界でも過去に5例しか確認されておらず、ネパールでは初めてです。

現地では、その輝きから「神様の化身ではないか」と話題になっています。

黄金色は「アルビノ」ではない!

調査の結果、黄金色の皮膚は、体の色素が減ることで白色化する白変種)」が原因と判明しています。

は「アルビノ」とよく混同されますが、生物学的にはまったく違います。

アルビノのカメが「白くない」理由とは? – ナゾロジー

メラニン(色素)の減少で起こるのに対し、アルビノはメラニンに関係する遺伝情報そのものが欠損して生じます。

そのため、アルビノでは瞳の色まで変化するのですが、では黒いままです。

瞳は元の黒色のまま

メラニンの生産能力も普通の生き物と変わりません。

一方で、大半のは体毛や皮膚が白色に変わるのですが、このカメは黄色の色素を持つ細胞が支配的なため、このような黄金色になったそうです。

正体はカメの姿を借りた神様?

黄金色のカメが見つかった、ネパール南東部・ダヌシャ郡の村ではヴィシュヌ神の化身ではないか」と話題になっています。

調査を担当した生物学者のKamal Devkota氏は「ネパールにおいてカメは、宗教的・文化的に重要な意味を持っている」と話します。

特に、ヒンドゥー教の神・ヴィシュヌは、宇宙の崩壊を救うためにカメの姿となって現れたと信じられています。

ヴィシュヌがカメになった姿を「クールマ(Kurma)」と呼び、現在でもインドの多くの寺院にクールマ像が祀られているのです。

またヒンドゥー教では、カメの上の甲羅を天空に、下の甲羅を大地に見立て、神聖視しています。

寺院にある「クールマ像」、黄金色のカメにそっくり?

黄金色のカメは、記録と調査が終わった後、再び野生に戻されたそうですが、Devkota氏は「他のカメよりも生存が難しいでしょう」と話します。

通常のインドハコスッポンは、泥や土に紛れやすい茶色をしていますが、黄金色は非常に目につきやすく、それだけ天敵に狙われる可能性も高くなります。

しかし、このカメなら神様オーラを発揮して、天敵を寄せ付けないかもしれませんね。

カメは爬虫類よりも「鳥」に近い生物だった

reference: mirror / written by くらのすけ
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