黄金色は「アルビノ」ではない!
調査の結果、黄金色の皮膚は、体の色素が減ることで白色化する「リューシズム(白変種)」が原因と判明しています。
リューシズムは「アルビノ」とよく混同されますが、生物学的にはまったく違います。
リューシズムがメラニン(色素)の減少で起こるのに対し、アルビノはメラニンに関係する遺伝情報そのものが欠損して生じます。
そのため、アルビノでは瞳の色まで変化するのですが、リューシズムでは黒いままです。
メラニンの生産能力も普通の生き物と変わりません。
一方で、大半のリューシズムは体毛や皮膚が白色に変わるのですが、このカメは黄色の色素を持つ細胞が支配的なため、このような黄金色になったそうです。